外壁の種類と特徴を徹底比較|選び方・費用・メンテナンス方法まで解説

外壁の種類と特徴を徹底比較|選び方・費用・メンテナンス方法まで解説

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「外壁にはどんな種類があるの?」「うちの外壁は何でできているんだろう?」とお悩みではありませんか? 外壁材には窯業系サイディングやモルタル、タイル、ALCなどさまざまな種類があり、それぞれ見た目・費用・耐久性・メンテナン […]

「外壁にはどんな種類があるの?」「うちの外壁は何でできているんだろう?」とお悩みではありませんか?

外壁材には窯業系サイディングやモルタル、タイル、ALCなどさまざまな種類があり、それぞれ見た目・費用・耐久性・メンテナンス方法が大きく異なります。外壁材の特徴を知らないまま選んでしまうと、思わぬメンテナンス費用がかかったり、イメージと違う仕上がりになったりすることも。

この記事では、外壁の種類ごとの特徴や費用相場、メンテナンス周期をわかりやすく比較しながら解説します。まずはざっくりと全体像をつかんで、ご自宅に最適な外壁材を見つけていきましょう。


外壁の種類は大きく7タイプ|まずは全体像を把握しよう

住宅に使われる外壁材は、主に7つの種類に分けられます。結論からお伝えすると、現在の新築住宅で最も多く採用されているのは「窯業系サイディング」で、全体の約7〜8割を占めると言われています。

以下の表で、各外壁材の特徴をざっくりと確認してみましょう。

外壁の種類初期費用(㎡)耐用年数メンテナンス周期シェア
窯業系サイディング3,000〜6,000円30〜40年7〜10年約70〜80%
金属系サイディング4,000〜7,000円30〜40年10〜15年約10%
モルタル2,500〜5,000円30〜50年8〜10年約10%
ALC5,000〜8,000円50〜60年10〜15年約1〜2%
タイル7,000〜15,000円40〜50年15〜20年約1%
樹脂系サイディング4,500〜9,000円30〜40年10〜20年約1%未満
木質系サイディング5,000〜10,000円15〜30年3〜10年約1%未満

※シェアは新築戸建て住宅における割合の目安です。耐用年数・メンテナンス周期は立地環境や施工品質により変動します。

坪数別・外壁材別の費用早見表

ご自宅の坪数に合わせた費用目安を確認しましょう。以下は新築時の外壁施工費用(材料費+施工費)の相場です。

坪数窯業系金属系タイルALC
20坪100〜170万円130〜200万円200〜330万円160〜230万円
30坪150〜250万円180〜280万円280〜450万円220〜320万円
40坪200〜330万円240〜370万円370〜600万円290〜430万円

※一般的な2階建て住宅の場合。外壁面積や形状、地域により変動します。


外壁の種類選びで押さえたい4つのポイント

外壁材を選ぶ際には、見た目だけでなく、いくつかの要素を総合的に考えることが大切です。

初期費用とトータルコスト

外壁材によって初期費用は大きく異なります。しかし、初期費用が安くても、メンテナンス頻度が高ければ長期的なコストは高くなる可能性があります。

30年間のトータルコストシミュレーション

30坪の住宅で30年間住み続ける場合を想定し、外壁材別の総費用を比較してみましょう。

外壁の種類初期費用メンテナンス回数メンテナンス費用30年総費用
窯業系サイディング約200万円3〜4回約300〜400万円500〜600万円
金属系サイディング約230万円2〜3回約200〜300万円430〜530万円
タイル約360万円1〜2回約50〜100万円410〜460万円
ALC約270万円2〜3回約200〜300万円470〜570万円

※メンテナンス費用は塗装+コーキング補修を想定。タイルは目地補修のみ。実際の費用は劣化状況により変動します。

このように、初期費用が高いタイルでも、30年間のトータルコストでは最も安くなるケースもあります。新築時だけでなく、長期的な視点で検討することが大切です。

メンテナンス性と手間

外壁材によって必要なメンテナンスの内容や頻度は大きく異なります。

外壁の種類主なメンテナンス1回あたりの費用目安
窯業系サイディング塗装、コーキング打替え80〜130万円
金属系サイディング塗装、錆び補修80〜120万円
モルタル塗装、ひび割れ補修70〜120万円
ALC塗装、コーキング打替え90〜140万円
タイル目地補修、剥離補修30〜60万円
樹脂系サイディング基本的に塗装不要10〜30万円
木質系サイディング塗装、防腐処理100〜150万円

※30坪2階建て住宅の場合。足場代込みの概算です。

「メンテナンスの手間をかけたくない」という方は、タイルや樹脂系サイディングが向いているかもしれません。

デザイン性と質感

外壁は家の印象を大きく左右します。外壁材によって表現できるデザインの幅が異なります。

窯業系サイディング:レンガ調、タイル調、木目調など豊富なデザイン
金属系サイディング:モダン、シャープな印象
モルタル:自由な形状、独特の風合い、吹付け・左官仕上げなど多彩
タイル:高級感、重厚な印象
木質系サイディング:自然な温かみ、ナチュラルテイスト

立地環境との相性

お住まいの環境によっても最適な外壁材は変わってきます。

立地・環境おすすめの外壁材避けたほうが良い外壁材
海沿い(塩害地域)樹脂系、タイル金属系(錆びやすい)
寒冷地金属系、樹脂系モルタル(凍害リスク)
湿気が多い地域金属系、タイル木質系(腐食リスク)
準防火地域窯業系、ALC、タイル木質系(防火性能要確認)
交通量の多い道路沿いタイル、金属系モルタル(汚れやすい)

外壁の種類別|特徴・メリット・デメリットを詳しく解説

ここからは、各外壁材の特徴をより詳しく見ていきましょう。

窯業系サイディング|最も普及している定番外壁材

窯業系サイディング(ようぎょうけいサイディング)は、セメントと繊維質を混ぜて板状に成形した外壁材です。現在の新築住宅の約7〜8割で採用されている最もポピュラーな外壁材と言えるでしょう。

メリット

・デザインが豊富(レンガ調、タイル調、木目調など数千種類)
・コストパフォーマンスが良い(㎡単価3,000〜6,000円)
・防火性能が高い(準耐火・耐火構造に対応)
・施工が比較的容易で工期が短い(2〜3週間程度)

デメリット

・定期的な塗装メンテナンスが必要(7〜10年ごと)
・コーキング(目地を埋める防水材)の劣化が早い(5〜10年で打替え)
・蓄熱しやすく夏場は外壁が熱くなる
・素材自体に防水性がないため塗膜が重要

こんな方におすすめ:コスパ重視、デザインの選択肢を多く持ちたい、初めての家づくり

金属系サイディング|軽量で断熱性に優れる

金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板(亜鉛・アルミ・シリコンでメッキした鋼板)やアルミなどの金属を使用した外壁材です。軽量で断熱性に優れているのが特徴で、リフォームでのカバー工法(重ね張り)にも適しています。

メリット

・軽量で建物への負担が少ない(窯業系の約1/4の重さ)
・断熱性が高い(断熱材一体型の場合)
・ひび割れしにくい
・凍害に強く寒冷地に適している

デメリット

・傷がつくと錆びやすい
・塩害地域には不向き(海から500m以内は要注意)
・デザインの選択肢が窯業系より少ない
・雨音が響きやすい(断熱材なしの場合)

こんな方におすすめ:寒冷地にお住まい、モダンなデザインが好み、リフォームでカバー工法を検討

モルタル|味わい深い仕上がりが魅力

モルタルは、セメント・砂・水を混ぜた材料を左官職人が塗って仕上げる外壁です。サイディングが普及する前は主流だった外壁材で、独特の風合いと自由な形状表現が魅力です。

メリット

・継ぎ目がなくシームレスな仕上がり
・自由な形状やデザインが可能(曲面も対応)
・防火性能が高い
・味わい深い独特の質感(吹付け・リシン・スタッコなど)

デメリット

・ひび割れ(クラック)が発生しやすい
・職人の技術により仕上がりに差が出る
・工期が長くなりがち(乾燥時間が必要)
・汚れが目立ちやすい

こんな方におすすめ:個性的な外観にしたい、継ぎ目のない仕上がりを求める、洋風・南欧風デザインが好み

ALC|軽量で高機能な外壁材

ALC(Autoclaved Lightweight aerated Concrete=高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)は、内部に無数の気泡を含んだ軽量なコンクリートパネルです。「へーベル」などの商品名でも知られ、ビルやマンションでも多く使用されています。

メリット

・断熱性・遮音性が高い(コンクリートの約10倍の断熱性)
・耐火性に優れる(国土交通大臣認定の耐火構造)
・軽量で耐震性が高い(コンクリートの約1/4の重さ)
・耐久性が高い(50〜60年)

デメリット

・初期費用が高い(㎡単価5,000〜8,000円)
・吸水性が高く塗装が必須
・目地(コーキング)が多くメンテナンスが必要
・デザインの選択肢が限られる

こんな方におすすめ:断熱性・遮音性を重視、長期的な耐久性を求める、鉄骨住宅を検討中

タイル|メンテナンスフリーに近い高級外壁材

タイル外壁は、粘土や石材を高温(1,000〜1,300℃)で焼き固めた素材を張り付けた外壁です。耐久性が非常に高く、基本的に塗り替えが不要なのが最大の特徴です。

メリット

・塗り替えが基本的に不要(色あせしない)
・耐久性・耐候性が非常に高い(40〜50年)
・高級感のある外観
・汚れにくく美観を維持しやすい(親水性タイルなど)

デメリット

・初期費用が高い(㎡単価7,000〜15,000円)
・目地の補修は必要(10〜15年ごと)
・施工できる業者が限られる
・剥離した場合の補修費用が高い

こんな方におすすめ:メンテナンスの手間を減らしたい、高級感のある外観にしたい、長く住み続ける予定

樹脂系サイディング|塗り替え不要の優れもの

樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を主原料とした外壁材です。北米では50%以上のシェアを持ちますが、日本ではまだ普及率が1%未満と低い外壁材です。

メリット

・塗り替えが基本的に不要(顔料が素材に練り込まれている)
・錆びない、腐らない
・軽量で耐震性が高い(窯業系の約1/10の重さ)
・塩害・凍害に強い

デメリット

・デザインの選択肢が少ない
・取り扱い業者が少ない
・熱に弱い(変形リスク)
・日本での実績が少ない

こんな方におすすめ:塩害地域にお住まい、メンテナンスを極力減らしたい、シンプルなデザインでOK

木質系サイディング|自然な温かみが魅力

木質系サイディングは、天然木や合板を使用した外壁材です。自然素材ならではの温かみのある外観が魅力ですが、メンテナンスには手間がかかります。

メリット

・自然な風合い、温かみのある外観
・断熱性が高い
・経年変化を楽しめる(シルバーグレーへの変化など)
・環境に優しい

デメリット

・メンテナンス頻度が高い(3〜10年ごとに塗装・防腐処理)
・腐食・虫害のリスク
・防火地域では使用制限あり(準防火地域は認定品のみ可)
・費用が高い(㎡単価5,000〜10,000円)

こんな方におすすめ:自然素材にこだわりたい、ログハウス風のデザインが好み、こまめなメンテナンスを楽しめる

「こんな家にはこの外壁材」マッチングガイド

重視するポイントおすすめの外壁材理由
コスパ重視窯業系サイディング初期費用が安く、デザインも豊富
メンテナンス軽減タイル、樹脂系塗り替え不要で長期的にお得
断熱性重視ALC、金属系(断熱材一体型)冷暖房効率アップ
デザイン重視窯業系、モルタル選択肢が豊富で自由度が高い
高級感重視タイル重厚感があり資産価値も維持
寒冷地金属系、樹脂系凍害に強い
塩害地域樹脂系、タイル錆びない、腐食しない

外壁材別|よくある後悔ポイント

外壁選びで失敗しないために、よくある後悔パターンも把握しておきましょう。

外壁の種類よくある後悔対策
窯業系サイディングコーキングの劣化が早く補修費用がかさむ高耐久コーキングを選ぶ、30年保証品を検討
金属系サイディング傷がついて錆びが発生した傷がつきやすい場所は早めにタッチアップ
モルタルひび割れが目立つようになった弾性塗料での塗装、定期点検
タイル一部が剥がれて補修費用が高かった施工実績の多い業者を選ぶ、保証内容を確認
木質系サイディングメンテナンス頻度が想像以上だった事前にメンテナンス計画を立てる

外壁のメンテナンス・リフォーム時の注意点

外壁は定期的なメンテナンスが必要です。ここでは、外壁リフォームを検討する際の注意点を解説します。

自宅の外壁の種類を確認しよう

まずは自宅の外壁が何でできているかを確認しましょう。見分け方のポイントは以下の通りです。

外壁の種類見分け方のポイント
窯業系サイディング縦または横に一定間隔で目地(コーキング)がある、叩くと硬い音
金属系サイディング目地がある、叩くと金属音がする、磁石がつく(ガルバリウムの場合)
モルタル目地がない、表面に細かいひび割れがある場合も、塗り壁の質感
ALC目地が多い(縦横に規則的)、パネルの厚みがある(37mm以上)
タイル小さなタイルが並んでいる、目地がある、叩くと硬い音

わからない場合は、建築時の図面を確認するか、専門業者に見てもらうと確実です。

外壁リフォームの3つの工法

外壁のリフォーム方法は主に3種類あります。

工法内容費用目安(30坪)工期こんな場合に
塗り替え既存外壁の上から塗装80〜150万円10〜14日外壁の傷みが軽度
カバー工法既存外壁の上に新しい外壁材を重ね張り150〜250万円14〜21日外壁の傷みが中程度
張り替え既存外壁を撤去して新しい外壁材に交換200〜350万円21〜30日外壁の傷みが重度、下地が劣化

費用を抑えたい場合は塗り替えが基本ですが、外壁材自体の劣化が進んでいる場合はカバー工法や張り替えが必要になることもあります。

相見積もりは必ず取ろう

外壁リフォームの費用は業者によって大きく異なります。最低でも3社以上から見積もりを取ることをおすすめします。相見積もりを取ることで、適正価格がわかるだけでなく、各業者の提案内容や対応を比較できます。

悪徳業者に注意

外壁リフォーム業界には、残念ながら悪質な業者も存在します。以下のような特徴がある業者には注意しましょう。

悪徳業者の手口対策
突然訪問して「外壁が危険」と不安を煽るその場で契約せず、必ず相見積もりを取る
「今日契約すれば50%オフ」など大幅値引きを強調もともとの価格が不当に高い可能性大
見積書が「外壁工事一式○○万円」のみ内訳が明確な見積書を求める
工事保証やアフターフォローの説明がない保証内容を書面で確認する
契約を急かし、考える時間を与えない「家族と相談する」と伝え即決しない

焦って契約せず、冷静に複数の業者を比較検討することが大切です。なお、訪問販売で契約した場合は契約書面を受け取った日から8日以内であればクーリングオフが可能です。


よくある質問

Q. 外壁の種類で一番おすすめなのは何ですか?

A. 一概には言えませんが、コスパ重視なら窯業系サイディング、メンテナンス軽減重視ならタイルがおすすめと言われています。予算、デザインの好み、立地環境、メンテナンスにかけられる手間などを総合的に考えて選びましょう。

Q. 今ある外壁の上から違う種類の外壁材に変えられますか?

A. はい、カバー工法(重ね張り)で可能な場合があります。ただし、既存外壁の状態や構造によっては対応できないケースもあります。また、重量のある外壁材(タイルなど)へのカバー工法は建物への負担が大きいため、軽量な金属系サイディングが主に使われます。

Q. 外壁のメンテナンス時期はどうやってわかりますか?

A. 以下のサインが出たら検討時期です。チョーキング(外壁を触ると白い粉がつく)、コーキングのひび割れ・剥離塗膜の剥がれ・膨れカビ・苔の発生色あせが目立つなどが見られたら、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。

Q. サイディングの目地(コーキング)だけ補修できますか?

A. はい、可能です。コーキングの打ち替えのみの場合、30坪住宅で15〜25万円程度が目安です(足場代別途)。ただし、外壁塗装と同時に行うと足場代を節約できるため、塗装時期と合わせて検討することをおすすめします。

Q. 外壁リフォームに補助金は使えますか?

A. 自治体によっては、省エネリフォーム(断熱改修など)に補助金が出る場合があります。外壁の断熱改修や遮熱塗料の使用が対象になるケースがありますので、お住まいの自治体のホームページで確認してみてください。なお、工事前の申請が必須となる場合がほとんどです。


まとめ|外壁の種類選びは目的と予算のバランスで

外壁の種類選びのポイントをおさらいしましょう。

・外壁材は主に7種類(窯業系・金属系・モルタル・ALC・タイル・樹脂系・木質系)
・最も普及しているのは窯業系サイディング(約7〜8割)
初期費用だけでなく30年間のトータルコストで比較することが大切
立地環境(塩害・寒冷地など)との相性も考慮する
・リフォーム時は相見積もりを最低3社以上から取る
悪徳業者の特徴を知り、焦って契約しない

外壁選びは家の寿命や快適性、そして長期的なコストに大きく影響します。焦らずじっくりと検討して、ご自宅に最適な外壁材を選びましょう。

外壁・塗装コネクトでは、複数の優良業者に一括で見積もり依頼ができます。外壁の種類や費用について相談しながら、最適なリフォームプランを見つけてみてはいかがでしょうか。

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