外壁のひび割れを発見したら|種類・危険度・補修費用・対処法をわかりやすく解説

外壁のひび割れを発見したら|種類・危険度・補修費用・対処法をわかりやすく解説

  • 外壁塗装

「家の外壁にひび割れを見つけたけど、これって大丈夫?」「すぐに直すべき?費用はいくらかかる?」——外壁のひび割れは、築10年を超えた住宅で非常に多く見られる症状です。小さなひびだからとつい放置してしまいがちですが、種類に […]

「家の外壁にひび割れを見つけたけど、これって大丈夫?」「すぐに直すべき?費用はいくらかかる?」——外壁のひび割れは、築10年を超えた住宅で非常に多く見られる症状です。小さなひびだからとつい放置してしまいがちですが、種類によっては雨漏りや構造体の腐食につながるリスクもあります。

とはいえ、すべてのひび割れがすぐに危険というわけではありません。大切なのは「どんなひび割れか」を正しく見分け、適切に対処することです。

この記事では、外壁のひび割れの種類と危険度の見分け方、補修方法と費用相場、DIYと業者依頼の判断基準まで、まとめて解説します。まずはざっくりと、ひび割れの種類と対処の目安を見ていきましょう。


外壁のひび割れの種類と危険度|まずは「幅」で判断

外壁のひび割れは、幅0.3mmを境目に対応の緊急度が変わります。まずは種類別の危険度と費用目安を確認しましょう。

種類幅の目安危険度補修費用の目安
ヘアークラック0.3mm未満経過観察 or DIY(約500〜1,500円)
構造クラック0.3mm以上業者に依頼(約1〜10万円/箇所)
乾燥クラック0.2〜0.5mm程度低〜中経過観察 or 補修(状態による)
縁切れクラック直線的に入る補修+塗り替えが望ましい

※補修費用は1箇所あたりの目安です。全面的な補修+塗り替えの場合は別途費用がかかります。

簡単な見分け方として、名刺の角(厚さ約0.3mm)がひび割れに入るかどうかを試してみてください。入らなければヘアークラック(軽度)、入るようなら構造クラック(要対応)の可能性があります。以降の章で、それぞれの原因と対処法を詳しく解説します。


外壁のひび割れの原因と発生しやすい場所

外壁のひび割れはさまざまな原因で発生します。原因を知ることで、適切な補修方法の判断につながります。

ひび割れが起きる主な原因

①経年劣化:紫外線や雨風により塗膜が劣化し、防水性が失われることでひび割れが発生します。築7〜10年以上の住宅で最も多い原因です。

②乾燥収縮:モルタル(※セメントと砂を混ぜた外壁材)やコンクリートは、施工後に水分が蒸発する過程で収縮し、ひび割れが起きやすい性質があります。これが乾燥クラックです。

③地震や振動:地震の揺れや、大型車両の通行による振動が外壁に負荷をかけ、構造クラックが発生することがあります。

④施工不良:塗料の希釈率(※塗料を薄める割合)が適切でなかった場合や、下地処理・乾燥時間が不十分だった場合にもひび割れが起きます。新築から3年以内にひび割れが発生した場合は施工不良の可能性も考えられます。

ひび割れが発生しやすい場所

発生しやすい箇所理由
窓やドアの角開口部は構造的に力が集中しやすい
外壁材のつなぎ目(目地)コーキングの劣化により隙間が生じる
ベランダ・バルコニーとの接合部異なる構造が接する部分は動きが生じやすい
2階と1階の境目(幕板周辺)構造的な段差がある部分に負荷がかかる
増築部分との接合部新旧の構造体が異なる動きをする

外壁材別のひび割れの特徴

外壁材の種類によって、ひび割れの出方や注意点が異なります。ご自宅の外壁材に合わせて確認してみてください。

外壁材ひび割れの特徴注意点
モルタル網目状や直線的なクラックが出やすい。乾燥クラックが多いひび割れが最も発生しやすい外壁材。築10年以降は定期点検を
窯業系サイディングボード自体のひび割れは少ないが、目地(コーキング)の劣化が先に起きやすいボードのひび割れは下地の問題の可能性。コーキングの点検が重要
ALCパネルパネルのつなぎ目や窓まわりにクラックが出やすいALC自体の吸水性が高いため、ひび割れからの雨水浸入に注意
コンクリート乾燥収縮や中性化による細かいクラックが出やすい鉄筋の露出(爆裂)がある場合は早急に補修が必要

外壁のひび割れを見つけたら、まずひび割れの幅と場所を記録しておくことをおすすめします。写真を撮っておくと、業者に相談する際にもスムーズです。


外壁のひび割れ補修方法と費用|種類別の対処法

外壁のひび割れは、種類と深さによって適切な補修方法が異なります。それぞれの方法と費用を見ていきましょう。

補修方法の比較

補修方法対象となるひび割れ費用の目安DIY
フィラー刷り込みヘアークラック(0.3mm未満)約500〜2,000円/箇所
シーリング充填幅0.3〜1.0mm程度のクラック約1,000〜5,000円/箇所
Vカット補修幅1.0mm以上の構造クラック約5,000〜2万円/箇所×
エポキシ樹脂注入深部まで到達した構造クラック約1〜3万円/箇所×
ひび割れ補修+全面塗り替え広範囲にひび割れが多数ある場合約80〜150万円(30坪)×

※DIY欄:△=1階の手の届く範囲に限り対応可能。×=専門業者に依頼すべき。費用は材料費+施工費の目安です。

補修方法の詳細

フィラー刷り込み:微細なヘアークラックに対して、フィラー(※下地の凹凸を埋める厚塗りタイプの下塗り材)をひび割れ部分に刷り込む方法です。塗り替え時の下塗り工程で同時に行えるため、単独での施工より効率的です。

シーリング充填:ひび割れ部分に直接シーリング材(コーキング材)を充填して塞ぐ方法です。比較的浅いクラックに有効で、弾力性があるため外壁の動きにも追従します。

Vカット補修:ひび割れに沿ってV字型の溝を電動工具で掘り、プライマー(接着剤)を塗布した後にシーリング材やモルタルで充填します。溝を広げることでしっかりと補修材が密着し、幅1mm以上の構造クラックにも対応できます。

エポキシ樹脂注入:ひび割れの内部にエポキシ樹脂(※高い接着力を持つ補修材)を注射器のような器具で注入し、内部まで充填する方法です。コンクリートやモルタル外壁の深い構造クラックに適しています。

DIYでヘアークラックを補修する手順

1階の手の届く範囲にある幅0.3mm未満のヘアークラックであれば、DIYで応急補修が可能です。ホームセンターで材料を揃えられます。

手順内容ポイント
1. 清掃ひび割れ周辺のホコリ・汚れをブラシで除去汚れが残ると補修材が密着しない
2. 養生ひび割れの周囲をマスキングテープで養生補修材のはみ出しを防ぐ
3. 補修材の充填外壁用補修材(スプレータイプ or チューブ)をひび割れに充填奥まで入るよう丁寧に。はみ出したらヘラで平らにならす
4. 乾燥製品の指定時間(通常2〜24時間)乾燥させる乾燥前に触ったり水をかけたりしない
5. 仕上げマスキングテープを剥がし、必要に応じてタッチアップ塗料で色を合わせる外壁と色が合わない場合は無理に塗らなくてもOK

※必要な材料:外壁用補修材(約500〜1,500円)、マスキングテープ(約200〜300円)、ヘラ(約100〜300円)。合計約800〜2,100円程度。

DIYでの補修はあくまで応急処置です。ひび割れが再発したり、他の場所にも広がったりする場合は、根本的な原因を確認するために専門業者に相談することをおすすめします。

DIYでできる範囲と業者に依頼すべき判断基準

DIYで対応できるケース業者に依頼すべきケース
1階の手が届く範囲のヘアークラック(0.3mm未満)幅0.3mm以上の構造クラック
1箇所〜数箇所程度の軽微なひび割れ広範囲に多数のひび割れが発生
コーキングの軽微な隙間の充填窓の角や構造接合部のクラック
2階以上の高所にあるひび割れ
ひび割れ周辺に雨染みや膨れがある

判断に迷ったら業者に相談するのが最も確実です。多くの塗装業者は無料で現地調査・診断を行ってくれますので、まずは見てもらうことをおすすめします。


外壁のひび割れを放置するリスクと実践的な対処ノウハウ

ひび割れを放置した場合のリスク

外壁のひび割れを放置すると、以下のように段階的に被害が拡大していきます。

段階症状補修費用の目安
初期ヘアークラック。雨水浸入はまだない約500〜2,000円/箇所(DIY可)
中期ひび割れが拡大。雨水が浸入し始める約1〜3万円/箇所+塗り替え推奨
後期下地材・構造体に水が到達。カビ・腐食が進行補修+塗り替え:約80〜150万円
深刻構造体の腐食が進行。雨漏りが発生大規模修繕:約200〜400万円以上

ヘアークラックの段階であれば数千円で対応できますが、放置して構造体まで腐食が進むと200万円以上の大規模修繕が必要になるケースもあります。早期発見・早期対処がコストを抑える最大のポイントです。

補修費用シミュレーション(3パターン比較)

外壁のひび割れの状況に合わせて、どの対処法がいくらかかるか比較してみましょう。

※想定条件:30坪・2階建て・窯業系サイディング。

パターンひび割れの状況対処内容費用の目安
A. 軽度ヘアークラック数箇所。コーキングも一部劣化ひび割れDIY補修+コーキング部分補修約1,000〜3,000円(DIY材料費のみ)
B. 中度構造クラック3〜5箇所。コーキング全体的に劣化ひび割れ補修(業者)+コーキング打替え+部分塗装約15〜40万円(足場不要の場合)
約30〜65万円(足場が必要な場合)
C. 重度広範囲に構造クラック多数。塗膜の剥がれ・雨染みあり全面ひび割れ補修+コーキング全面打替え+外壁全面塗り替え(シリコン塗料)約80〜130万円

パターンBで注意したいのは足場の問題です。2階以上のひび割れ補修やコーキング打替えには足場(約15〜25万円)が必要です。足場を組むのであれば、パターンCのように全面塗り替えも同時に行ったほうがトータルコストではお得になるケースが多いです。

業者選びと見積もりのポイント

①相見積もりを取る:ひび割れの補修方法や費用は業者によって提案が異なります。最低でも2〜3社から見積もりを取り、補修内容・使用する材料・費用を比較しましょう。

②見積書の確認ポイント:ひび割れ補修の見積もりでは、補修方法(Vカット補修・シーリング充填など)、使用する補修材の種類、補修箇所の数量(㎡またはm単位)が明記されているかを確認してください。「補修一式○万円」のような内訳のない見積もりは注意が必要です。

③塗り替えとセットで検討する:ひび割れが複数箇所にある場合、部分補修だけで済ませるよりも全面塗り替えと同時に補修するほうが効率的でコスト面でも有利です。塗り替えの工程には下地処理としてひび割れ補修が含まれるため、別途施工するよりも割安になります。

訪問業者の注意点

外壁のひび割れは、訪問販売の業者がきっかけで発覚することもあります。「お宅の外壁にひび割れが入っていますよ」と突然訪問し、不安をあおって即日契約を迫る業者には注意してください。

ひび割れの緊急度を正しく判断できるのは、実際に現地調査を行った専門業者です。訪問販売で不安になった場合は、その場では契約せず、別の業者にもセカンドオピニオンを求めるのが賢明です。万が一契約してしまった場合でも、契約書面を受け取った日から8日以内であればクーリングオフ(無条件解約)が可能です。


外壁のひび割れに関するよくある質問

Q. 外壁のひび割れは火災保険で補修できますか?

A. 自然災害(台風・雪害・地震など)が原因のひび割れであれば、火災保険が適用される可能性があります。ただし、経年劣化によるひび割れは保険の対象外です。「火災保険で外壁が無料で直せる」と営業してくる業者には注意しましょう。虚偽申請に加担させる悪質な手口の可能性があります。

Q. 新築なのにひび割れが出ました。これは施工不良ですか?

A. モルタル外壁やコンクリートの場合、施工後の乾燥収縮による軽微なヘアークラックは珍しくなく、構造上の問題がないケースも多いです。ただし、幅0.3mm以上のクラックが築3年以内に発生した場合は施工不良の可能性もあります。施工会社に保証内容を確認し、無償補修を依頼しましょう。新築住宅には10年間の瑕疵担保責任(※主要構造部分と雨水浸入に対する法律上の保証)がありますので、構造に関わるひび割れは対象になる可能性があります。

Q. ひび割れ補修だけを業者に依頼できますか?

A. はい、部分的なひび割れ補修のみの依頼も可能です。ただし、2階以上の補修には足場が必要になり、足場代だけで約15〜25万円かかります。足場を組むのであれば、全面塗り替えも同時に行うほうがトータルコストでは割安になるケースが多いです。

Q. 外壁のひび割れは自分で見分けられますか?

A. ある程度の判断は可能です。名刺の角(厚さ約0.3mm)をひび割れに当ててみて、入らなければヘアークラック(軽度)、入るようなら構造クラック(要対応)の目安になります。ただし、ひび割れの深さや下地への影響は外から判断が難しいため、気になるひび割れがあれば専門業者の無料診断を受けるのが確実です。

Q. ひび割れと一緒にコーキングの劣化も見つかりました。同時に直すべきですか?

A. はい、同時に補修するのがおすすめです。ひび割れとコーキング(※外壁の目地を埋める防水用の充填材)の劣化は同時期に進行することが多く、片方だけ直しても他方から雨水が浸入するリスクが残ります。コーキングの全面打替えは約10〜25万円が目安で、ひび割れ補修と同時に行えば足場代の節約にもなります。


まとめ:外壁のひび割れは「幅0.3mm」を目安に判断し、早めの対処を

今回の記事のポイントをまとめます。

外壁のひび割れは幅0.3mmが対応の目安です。0.3mm未満のヘアークラックは経過観察またはDIYで対応でき、0.3mm以上の構造クラックは専門業者への依頼が推奨されます。特に窓の角や構造接合部のクラック、雨染みを伴うクラックは早急に対応が必要です。

放置するとひび割れは拡大し、初期なら数千円で済む補修が、最悪の場合200万円以上の大規模修繕に発展する可能性もあります。ひび割れが複数箇所にある場合やコーキングの劣化も同時に見られる場合は、全面塗り替えとセットで補修するほうがトータルコストでは割安になるケースが多いです。

適正な費用で確実な補修を行うには、複数の業者から相見積もりを取って補修内容と費用を比較することが大切です。外壁・塗装コネクトでは、複数の塗装業者に一括で見積もりを依頼できます。外壁のひび割れが気になった方は、まずは無料見積もりで状態と費用を確認してみてはいかがでしょうか。

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