外壁モルタルのメンテナンス完全ガイド|特徴・劣化症状・塗装費用・補修方法

外壁モルタルのメンテナンス完全ガイド|特徴・劣化症状・塗装費用・補修方法

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「うちの外壁はモルタルだけど、そろそろメンテナンスが必要?」「モルタル外壁の塗り替えはいくらかかる?」「ひび割れが気になるけど、どう対処すればいい?」——モルタル外壁は築20年以上の住宅に多く見られる外壁材で、定期的なメ […]

「うちの外壁はモルタルだけど、そろそろメンテナンスが必要?」「モルタル外壁の塗り替えはいくらかかる?」「ひび割れが気になるけど、どう対処すればいい?」——モルタル外壁は築20年以上の住宅に多く見られる外壁材で、定期的なメンテナンスが必要です。

モルタル(※セメント・砂・水を混ぜて練り上げた外壁材)は、デザインの自由度が高く味わいのある仕上がりが魅力ですが、ひび割れが起きやすいという弱点があります。

この記事では、モルタル外壁の特徴、よくある劣化症状と対処法、塗り替えの費用相場、おすすめの塗料、業者選びのポイントまで解説します。まずはざっくりと費用の目安から見ていきましょう。


外壁モルタルの塗り替え費用相場|坪数別・塗料別の目安

まずは結論から。モルタル外壁の塗り替えにかかる費用を、坪数と塗料グレード別にまとめました。

坪数シリコン塗料ラジカル制御型フッ素塗料
20坪約50〜80万円約55〜90万円約70〜110万円
30坪約70〜120万円約80〜130万円約100〜160万円
40坪約90〜150万円約100〜160万円約130〜200万円

※足場代・高圧洗浄・下地処理(ひび割れ補修含む)・3回塗りを含む概算です。建物の形状・劣化の程度により変動します。

モルタル外壁はサイディングと異なりコーキングの打替え費用がかからないため、塗り替えのみのシンプルな見積もりになる傾向があります。ただし、ひび割れの補修範囲が広い場合は下地処理費用が増えます。詳しくは次の章で見ていきましょう。


外壁モルタルの特徴と費用を決める要因

モルタル外壁と他の外壁材の比較

比較項目モルタル窯業系サイディング金属サイディング
初期費用(施工費)やや高い標準的やや高い
メンテナンス周期8〜12年ごと7〜10年ごと10〜15年ごと
コーキング打替え不要必要(約10〜25万円/回)必要(約10〜25万円/回)
ひび割れリスク高い低い(ボード自体は割れにくい)低い
デザイン性◎(自由度が高い)○(柄の選択肢が豊富)△(柄が限定的)
耐火性
継ぎ目なし(シームレス)あり(目地が目立つことも)あり

モルタル外壁の最大の強みはコーキングの目地がないことです。窯業系サイディングでは7〜10年ごとにコーキング打替え(約10〜25万円)が必要ですが、モルタル外壁ではこの費用がかかりません。一方で、ひび割れリスクが高いため、塗り替え時の下地処理が重要になります。

モルタル外壁の塗り替え費用を左右する要因

①ひび割れの量と深さ:モルタル外壁の塗り替えでは、下地処理(ひび割れ補修)の費用が大きなウエイトを占めます。ヘアークラック程度なら下塗りのフィラーで対応できますが、幅0.3mm以上の構造クラックが多数ある場合はVカット補修(約5,000〜2万円/箇所)が必要になり、費用が膨らみます。

②仕上げの種類:モルタル外壁には複数の仕上げパターンがあり、補修や塗装の方法が異なります。

仕上げの種類特徴メンテナンスの注意点
リシン吹付け細かい砂状の粒が吹き付けられた仕上がり。最も一般的凹凸に汚れがたまりやすい。塗り替え時は厚塗りのフィラーが有効
スタッコ吹付けリシンより厚い吹付け。重厚感がある塗料の使用量が多くなるため㎡単価がやや高め
吹付けタイルタイル状の凹凸模様。耐久性が高い模様を活かす塗装と、模様を消す塗装の2パターンがある
左官仕上げ(ジョリパットなど)手作業で仕上げる。デザイン性が最も高い模様の復元が難しく、施工実績のある業者選びが重要

③塗料のグレード:モルタル外壁はひび割れが起きやすいため、弾性塗料(※伸縮性のある塗膜を形成する塗料)が相性が良いとされています。弾力のある塗膜がひび割れに追従し、クラックの再発を防ぐ効果が期待できます。


外壁モルタルによくある劣化症状と修理方法

モルタル外壁に起きやすい劣化症状と、それぞれの修理方法・費用を見ていきましょう。

症状緊急度修理方法費用の目安
色あせ経過観察 → 時期を見て塗り替え塗り替え費用に含まれる
チョーキング(※触ると白い粉が手に付く現象)塗り替えを検討塗り替え費用に含まれる
コケ・カビの発生低〜中高圧洗浄 or 塗り替え洗浄のみ:約3〜5万円
ヘアークラック(0.3mm未満)フィラー刷り込み(塗り替え時に対応)塗り替え下地処理に含まれる
構造クラック(0.3mm以上)Vカット補修+シーリング充填約5,000〜2万円/箇所
塗膜の浮き・剥がれ剥がれ除去+下地処理+塗り替え塗り替え費用+下地処理費
爆裂(モルタルの剥離・膨れ)最高剥離部分の除去+モルタル補修+塗り替え約1〜5万円/箇所+塗り替え

モルタル外壁で特に注意すべきなのはひび割れと爆裂です。モルタルは乾燥収縮や地震の揺れでひび割れが生じやすく、放置すると雨水が浸入して鉄筋(ラス網)のサビや構造体の腐食につながります。爆裂(※モルタルが膨れ上がったり剥がれ落ちたりする症状)は、内部に浸入した水分が凍結膨張したり、鉄筋がサビて膨張したりすることで発生します。

モルタル外壁の補修費用シミュレーション(3パターン比較)

モルタル外壁の状態に合わせて、どの対処がいくらかかるか比較してみましょう。

※想定条件:築25年・30坪・2階建て・モルタル外壁(リシン吹付け仕上げ)・外壁面積約120㎡。

パターン外壁の状態対処内容費用の目安
A. 軽度チョーキングあり。ヘアークラック数箇所微弾性フィラー下塗り+弾性シリコン塗料で塗り替え約75〜100万円
B. 中度構造クラック5〜10箇所。塗膜の一部剥がれVカット補修+剥がれ除去+微弾性フィラー下塗り+ラジカル制御型塗料で塗り替え約95〜135万円
C. 重度構造クラック多数。爆裂3箇所。塗膜の大面積剥がれ爆裂補修+Vカット補修+全面下地処理+フッ素塗料で塗り替え約120〜170万円

パターンAとBの差は約20〜35万円です。ひび割れの補修が数箇所増えるだけで費用が跳ね上がります。ひび割れが軽度のうちに塗り替えを行ったほうが、結果的にトータルコストを抑えられることがわかります。

モルタル外壁の塗り替えにおすすめの塗料

塗料タイプ㎡単価目安耐用年数モルタルとの相性
弾性シリコン塗料2,500〜4,000円約8〜12年 ひび割れに追従。コスパが良い
ラジカル制御型塗料2,500〜3,500円約12〜16年 高耐久。弾性タイプもあり
フッ素塗料3,500〜5,000円約15〜20年 塗替え回数を減らしたい方に
微弾性フィラー+上塗り2,000〜3,000円(下塗り分)上塗り塗料による ヘアークラックの充填と下塗りを兼ねる

モルタル外壁には弾性タイプの塗料が特におすすめです。弾力のある塗膜がモルタルのひび割れに追従し、クラックの再発を抑えます。下塗りに微弾性フィラーを使用すると、ヘアークラックの充填と下塗りを一度に行えるため効率的です。

30年間のトータルコスト比較(塗料グレード別)

モルタル外壁の塗り替えは塗料の耐用年数によって回数が変わります。30年間のトータルコストを塗料別に比較してみましょう。

※想定条件:30坪・2階建て・モルタル外壁。ひび割れ補修を含む塗り替え費用で計算。足場代は毎回発生。

塗料1回あたり費用耐用年数30年間の塗替え回数30年間トータルコスト
弾性シリコン約85万円約10年3回約255万円
ラジカル制御型約100万円約14年2回約200万円
フッ素約125万円約18年2回約250万円

1回あたりの費用が最も安い弾性シリコンですが、30年間で見るとラジカル制御型のほうがトータルコストが約55万円安くなる計算です。塗替え回数が1回減ることで、足場代や手間も節約できます。長期的なコストを重視するなら、ラジカル制御型以上のグレードが検討に値するでしょう。


外壁モルタルのメンテナンスで失敗しないための注意点

モルタル外壁でよくある後悔ポイント

後悔パターン原因回避策
塗り替え後すぐにひび割れが再発した通常の硬質塗料を使用。モルタルの動きに塗膜が追従できなかった弾性塗料や微弾性フィラーを選ぶ
塗り替えで仕上げの模様が消えてしまったローラー塗装でリシンやジョリパットの凹凸が埋まった模様を残したいか消したいか事前に業者と相談する
弾性塗料を使ったが南面で膨れが出た日光の熱で塗膜内の水分が膨張した日当たりの強い面は微弾性フィラー+硬質上塗りも検討
安い業者に頼んだが下地処理が不十分だったひび割れを十分に補修せず塗装だけ行った見積書にひび割れ補修の具体的な方法が記載されているか確認

モルタル外壁の塗装で業者に確認すべきポイント

①ひび割れ補修の方法を確認する:見積書に「下地処理一式」としか書かれていない場合は、具体的にどのような補修を行うのか確認しましょう。ヘアークラックはフィラー処理、構造クラックはVカット補修と、症状に応じた適切な方法が提案されているかがポイントです。

②弾性塗料の採用を検討する:モルタル外壁にはひび割れが再発しやすい特性があるため、弾性塗料の採用を業者に相談しましょう。ただし、弾性塗料は膨れが起きやすいというデメリットもあります。特に日当たりの良い南面では注意が必要で、業者と相談のうえ最適な塗料を選ぶことが大切です。

③仕上げパターンの復元について確認する:リシンやスタッコ、ジョリパットなどの意匠性の高い仕上げは、塗り替え時に模様が変わる場合があります。模様を維持したいのか、新しい仕上げにしたいのかを事前に業者に伝え、仕上がりイメージを共有しておきましょう。

モルタル外壁からサイディングへの変更は可能?

モルタル外壁の劣化が進んでいる場合、カバー工法で金属サイディングを上から張るという選択肢もあります。費用は30坪で約150〜250万円と塗り替えより高くなりますが、断熱性能の向上や耐用年数の長さ(約25〜40年)といったメリットがあります。ただし、モルタル外壁は表面の凹凸が大きいため、胴縁(※外壁材を固定する下地材)の取り付けに通常より手間がかかることがあります。


外壁モルタルに関するよくある質問

Q. モルタル外壁の塗り替えは何年ごとに必要ですか?

A. 一般的には8〜12年ごとが目安です。使用する塗料の耐用年数にもよりますが、モルタル外壁は防水性を塗膜に依存しているため、他の外壁材よりもやや短めのサイクルでの塗り替えが推奨されます。チョーキングやひび割れが出始めたら塗り替えを検討するタイミングです。

Q. モルタル外壁のひび割れは自分で直せますか?

A. 1階の手の届く範囲にあるヘアークラック(0.3mm未満)であれば、ホームセンターの補修材(約500〜1,500円)で応急処置が可能です。ただし、0.3mm以上の構造クラックや爆裂、2階以上の高所作業は専門業者に依頼してください。

Q. モルタル外壁はサイディングより劣っているのですか?

A. 一概に劣っているとは言えません。モルタルはコーキングの打替えが不要デザインの自由度が高い継ぎ目がなく美しいといったメリットがあります。ひび割れのリスクはありますが、適切な塗料選び(弾性塗料など)と定期メンテナンスで十分対応できます。

Q. モルタル外壁の塗装に適した季節はありますか?

A. 外壁塗装の施工条件は気温5℃以上・湿度85%以下です。春(3〜5月)や秋(9〜11月)が気候的に安定していますが、条件を満たせば年間を通じて施工可能です。梅雨時期や真冬は工期が延びやすいものの、閑散期のため数万円程度の割引に応じてもらえるケースもあります。

Q. モルタル外壁の洗浄は自分でできますか?

A. 1階の手の届く範囲であれば、外壁用洗浄剤(約500〜1,500円)と柔らかいブラシで優しくこすって水で洗い流す方法がDIYで可能です。ただし、家庭用の高圧洗浄機はモルタル外壁には使用を避けたほうが安全です。水圧でモルタルが削れたり、ひび割れに水が押し込まれたりするリスクがあります。頑固なコケや広範囲の汚れには業者による高圧洗浄(約3〜5万円)が効果的です。


まとめ

今回の記事のポイントをまとめます。

モルタル外壁の塗り替え費用は、30坪の住宅でシリコン塗料なら約70〜120万円、フッ素塗料なら約100〜160万円が目安です。コーキング打替えが不要なためサイディングよりシンプルな見積もりになりますが、ひび割れの補修範囲が広い場合は下地処理費用が加算されます。

モルタル外壁はひび割れが最大の弱点です。弾性塗料や微弾性フィラーを活用することでクラックの再発リスクを抑えられます。30年間のトータルコストで見ると、ラジカル制御型以上の塗料を選んだほうが塗替え回数が減り、結果的に割安になります。塗り替えの目安は8〜12年ごと。チョーキングやひび割れのサインが出たら早めに検討しましょう。

適正な費用で信頼できる業者を見つけるためには、複数の業者から相見積もりを取り、ひび割れ補修の内容や塗料の提案を比較することが大切です。外壁・塗装コネクトでは、複数の塗装業者に一括で見積もりを依頼できます。モルタル外壁のメンテナンスを検討している方は、まずは無料見積もりで状態と費用を確認してみてはいかがでしょうか。

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