外壁塗装の足場費用はいくら?相場と節約のコツ・注意点を徹底解説

外壁塗装の足場費用はいくら?相場と節約のコツ・注意点を徹底解説

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「外壁塗装の見積もりをもらったら、足場代だけで15万円以上かかっていて驚いた」という声はよく聞かれます。外壁塗装を検討していると、足場の費用が意外と大きな割合を占めることに気づく方は多いでしょう。「足場って本当に必要なの […]

「外壁塗装の見積もりをもらったら、足場代だけで15万円以上かかっていて驚いた」という声はよく聞かれます。外壁塗装を検討していると、足場の費用が意外と大きな割合を占めることに気づく方は多いでしょう。「足場って本当に必要なの?」「費用を抑える方法はある?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

この記事では、外壁塗装における足場の費用相場・種類・計算方法・節約のコツまで、費用シミュレーションや工事工程の解説も交えて、初めての方にもわかりやすくまとめています。見積もりを受け取る前に知っておくと、内容を正確に判断できるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでみてください。


外壁塗装の足場費用相場をまずざっくり確認しよう

まずは足場費用の目安をざっくりつかんでおきましょう。足場代は建物の外周面積(足場を設置する面積)をもとに計算されるのが一般的です。

建物の規模足場面積の目安足場費用の目安外壁塗装全体費用に占める割合
20坪・2階建て130〜160㎡程度9万〜16万円約15〜22%
30坪・2階建て160〜200㎡程度12万〜20万円約15〜22%
40坪・2階建て200〜250㎡程度15万〜25万円約15〜22%
30坪・3階建て220〜270㎡程度18万〜27万円約18〜25%

※足場の㎡単価は600〜1,000円程度が一般的な目安です。建物の形状・周辺環境・足場の種類・地域によって変動します。あくまで参考値としてご活用ください。

足場代は外壁塗装全体の費用(30坪で70万〜100万円程度)の中で15〜25%程度を占めると言われています。決して小さな金額ではありませんが、安全で高品質な施工のために欠かせない工程です。次のセクションから、費用に影響する要因を詳しく見ていきましょう。


外壁塗装の足場費用を左右する主な要因

足場の費用は「建物の大きさ × 単価」だけで決まるわけではありません。いくつかの要因が重なって最終的な金額が決まります。

①足場の設置面積と計算方法

足場費用は基本的に「設置面積(㎡)× 単価」で計算されます。足場の設置面積はおおよそ「建物の外周(m)× 建物の高さ(m)」で概算できます。

【計算例】外周32m・高さ6mの30坪2階建て住宅の場合
32m × 6m=192㎡
192㎡ × 800円(㎡単価の中間値)=15万3,600円

建物の形状が入り組んでいる場合や、隣家との距離が狭い場合はこの計算よりも面積・費用が増える傾向があります。

②足場の種類

足場には複数の種類があり、それぞれ単価が異なります。一般的な住宅の外壁塗装では「くさび緊結式足場(ビケ足場)」が最もよく使われています。

足場の種類㎡単価の目安特徴一般住宅への適性
くさび緊結式足場(ビケ足場)700〜900円組み立て・解体が効率的で安全性が高い◎ 最も普及している標準的な選択
単管ブラケット足場600〜800円狭い場所でも設置しやすい。やや揺れが出やすい○ 敷地が狭い場合に使われる
枠組み足場800〜1,000円安定性が高く高層・大型建物向け△ 一般住宅には過剰なことが多い
ローリングタワー(移動式足場)作業箇所ごとに異なる小規模な部分作業向け△ 全面工事には不向き

③建物の形状・周辺環境

建物の形状が複雑だったり、隣の建物との距離が狭い場合は、足場の組み立てに時間と手間がかかり費用が上がることがあります。また、道路に面している場合は飛散防止ネット(塗料や粉塵が近隣に飛ばないよう設置するメッシュシート)の設置が必要になり、別途1万〜3万円程度かかることもあります。

④養生シートの扱い

足場には通常、養生シート(ようじょうシート:塗料の飛散や風による影響を防ぐためのメッシュシート)が取り付けられます。養生シートの費用は足場代に含まれているケースが多いですが、含まれていない場合は別途1万〜3万円程度かかることがあります。見積書で必ず確認しましょう。

⑤屋根工事との同時施工

屋根塗装や屋根修繕を外壁塗装と同時に行う場合、足場を共用できるため割安になる傾向があります。屋根工事だけで新たに足場を組む場合は15万〜20万円程度が別途かかることも多いため、外壁塗装と屋根塗装は同時に行うのが費用効率の面でおすすめと言われています。


費用シミュレーション例|足場代を含む外壁塗装の全体費用を把握しよう

具体的なシミュレーション例

「自分の家ならいくらかかるか」を考えるうえで、足場代を含む外壁塗装全体の費用感を具体的な計算例で確認してみましょう。

【条件設定】
・築20年・30坪・2階建て・窯業系サイディング(板状のセメント系外壁材)
・外壁塗装:シリコン系(㎡単価:3,000円)
・外壁面積:約130㎡、足場面積:約190㎡
・コーキング(サイディングの継ぎ目に充填する防水素材)打ち替えあり

工事項目数量・内容費用(目安)
足場設置・撤去190㎡ × 850円16万1,500円
養生シート(足場代に含む)190㎡分含む
高圧洗浄130㎡ × 300円3万9,000円
下地処理・ひび割れ補修一式(築20年・劣化中程度)8万〜12万円
コーキング打ち替え約100m × 900円9万円
外壁塗装(下塗り・中塗り・上塗り3回)130㎡ × 3,000円39万円
付帯部塗装(雨樋・破風板・軒天など)一式10万〜15万円
合計(概算)約86万〜95万円
 うち足場代の占める割合約17〜19%

※上記はあくまで計算例です。実際の費用は劣化状況・業者・地域により大きく異なります。

「この見積もりは高い?安い?」の判断基準

判断の目安内容・注意点
足場の㎡単価が400円以下極端に安い場合は、後から追加請求されるリスクあり。養生シートが含まれているか確認を
足場の㎡単価が1,500円以上相場を大幅に超えている可能性。複数社で比較しましょう
適正範囲の目安くさび緊結式足場なら㎡単価700〜900円、単管ブラケット足場なら600〜800円が一般的な目安
「足場一式」だけの記載面積・単価が不明で後から追加費用が発生するリスクあり。内訳の明示を求めましょう
足場代が見積もりに含まれていない後から請求される可能性あり。「足場代は含まれていますか?」と必ず確認を

外壁塗装の標準工程と足場の役割

外壁塗装工事の全体の流れを知っておくと、足場がどの段階でどんな役割を担っているかが理解しやすくなります。

外壁塗装の標準工程と日数の目安

一般的な30坪2階建て住宅の外壁塗装(シリコン系塗料・足場あり)の場合、工期は7〜14日程度が目安とされています。

工程作業内容日数の目安足場との関係
1. 足場設置仮設足場・養生シートの組み立て1日全工程の起点。養生シートで近隣への飛散防止も
2. 高圧洗浄外壁全体の汚れ・コケ・旧塗膜の除去1日足場上で作業。乾燥に1〜2日必要
3. 下地処理・補修ひび割れ補修、コーキング打ち替えなど1〜2日足場上で細部まで確認しながら補修
4. 下塗り密着性を高めるプライマー(下地塗料)の塗布1日(乾燥含む)足場上で全面均一に塗布
5. 中塗り本塗料の1回目の塗布1日(乾燥含む)仕上がりの厚みを確保する重要な工程
6. 上塗り本塗料の2回目の塗布・仕上げ1日(乾燥含む)美観と耐久性を決める最終塗装
7. 点検・清掃仕上がりの確認、周辺の清掃半日〜1日足場上から全面を確認できる最後の機会
8. 足場解体仮設足場・養生シートの撤去1日撤去後に最終的な仕上がりを確認

※天候不順(雨天・強風など)により工期が延びることがあります。梅雨時期や冬季は工期に余裕をもって計画しましょう。

工事中の生活への影響

影響の種類内容・対策
採光・風通しの低下養生シートで日当たりや風通しがやや悪くなる。工期は7〜14日程度のため、一時的なものと考えて
窓の開閉制限塗装中(特に中塗り・上塗り時)は窓を開けられない時間帯がある。業者に事前に確認を
防犯への注意足場があると外部から2階への侵入が容易になる場合がある。工事中は必ず窓の施錠を徹底する
騒音・振動足場の組み立て・解体日(主に初日と最終日)は特に騒音が発生する。近隣への事前挨拶を
駐車スペースへの影響足場組み立て・解体当日はトラックが出入りするため、駐車場が一時的に使えなくなることがある

外壁塗装の足場の種類と「足場なし」工事の実態

くさび緊結式足場(ビケ足場)とは

現在の一般住宅の外壁塗装で最も多く使われているのが、くさび緊結式足場(通称:ビケ足場)です。金属製の支柱に手すりや踏み板をくさびで固定する仕組みで、組み立て・解体が比較的速く、安全性と作業性のバランスが良いのが特徴です。単価は700〜900円/㎡程度が目安とされています。

単管ブラケット足場とは

鉄パイプ(単管)を組み合わせて作る足場で、隣の建物との間隔が狭い場所や変形した敷地でも対応しやすいのが特徴です。単価はビケ足場より若干安めの600〜800円/㎡程度ですが、揺れが生じやすく作業効率がやや落ちる場合があります。

足場なしで外壁塗装はできる?

「足場代を節約したい」という理由から、足場なしで施工できないか気になる方もいるかもしれません。

状況足場なしの可否注意点
平屋・1階建ての外壁のみ△ 可能な場合もあるはしごや脚立での作業になり、品質・安全性が下がるリスクあり
2階建て以上の外壁✕ 基本的に不可高所作業になるため、足場なしは危険。労働安全衛生法でも規制あり
部分的な小面積の補修△ 条件次第広範囲の塗装工事には不向き。品質のムラが生じやすい

2階建て以上の建物で「足場なしで安く施工できます」と提案してくる業者には注意が必要です。安全基準を守れない工事は品質の低下や事故のリスクにつながる可能性があります。足場代は「必要なコスト」と考えるのが正しい認識と言えるでしょう。


足場費用の節約と悪徳業者を見分けるための実践ノウハウ

足場費用を賢く節約する3つのコツ

①外壁塗装と屋根塗装を同時に行う

外壁塗装と屋根塗装を同時に施工すると足場を共用できます。それぞれ別のタイミングで行うと足場代が2回かかりますが、同時施工なら足場代1回分(15万〜25万円程度)を節約できる可能性があります。屋根の状態も一緒に業者に確認してもらうのがおすすめです。

②近隣のリフォームに便乗する「ご近所割り」を活用する

同じ町内や隣の家が外壁塗装をするタイミングで同じ業者に依頼すると、足場の設置・撤去コストを分担できる場合があります。業者によっては「同時施工割引」として3万〜8万円程度費用を割り引いてくれるケースもあります。

③相見積もりで適正価格を把握する

足場代は業者によって単価が異なります。最低3社以上から相見積もりを取ることで、適正価格の範囲を把握できます。特に足場代だけを別業者に依頼することは難しいため、工事全体の見積もりを複数社で比較することが大切です。

足場に関する悪徳業者の手口と対策

よくある手口見分け方・対策
「足場なしで安くできます」と提案してくる2階建て以上での足場なし施工は安全・品質面でリスクが高い。断ることを推奨
足場代が㎡単価400円以下と極端に安い後から別途費用を請求される「追加請求」のリスクあり。内訳を確認しましょう
足場代が㎡単価1,500円以上と極端に高い相場を大幅に超えている場合は割高な可能性。複数社で比較を
見積書に「足場一式」とだけ記載面積と単価が明示されていない。内訳の詳細な記載を求めましょう
「足場を先に組ませてください」と突然訪問してくる契約前の無断施工は要注意。その場での契約は絶対にしないこと
養生シートが含まれているか不明「養生シートは足場代に含まれていますか?」と事前に確認する

「おかしいな」と感じたら、その場で決断せず、クーリングオフ(契約書を受け取ってから8日以内であれば無条件で契約を解除できる制度)の活用も検討してください。

見積書で確認すべき足場関連のチェックポイント

  • 足場の設置面積(㎡)と㎡単価が明記されているか
  • 養生シート(飛散防止ネット)の費用が含まれているか、または別途かが明確か
  • 足場の組み立て・解体費用が含まれているか
  • 屋根工事も行う場合、屋根用足場代の扱いが明確か
  • 足場設置期間(工期の目安)が示されているか
  • 足場の種類(ビケ足場・単管ブラケットなど)が記載されているか

補助金・保険で費用を抑える方法も確認を

自治体によっては外壁リフォームに対して補助金や助成金が利用できる場合があります。工事を依頼する前に、お住まいの市区町村の公式サイトや窓口で確認しておきましょう。また、台風・強風・雹(ひょう)などの自然災害が原因で外壁が損傷した場合、外壁塗装に伴う足場代も含めて火災保険が適用できる可能性があります。一方、経年劣化・自然な色あせは保険対象外となるのが一般的です。加入中の保険内容を事前に確認しておくと安心です。

※補助金・助成金の内容・条件は自治体によって異なり、予算上限に達すると年度途中で終了する場合もあります。最新情報は各自治体の公式サイトでご確認ください。


よくある質問

Q1. 足場代は外壁塗装の費用に必ず含まれますか?

A. 2階建て以上の建物の外壁塗装では、足場の設置は基本的に必須です。見積書によっては足場代が「外壁塗装一式」に含まれていたり、別途明記されていたりと表記が異なります。必ず「足場代は含まれていますか?」と業者に確認し、見積書に面積と単価が明記されているかを確認しましょう。

Q2. 足場だけを他の業者に頼んで費用を節約できますか?

A. 理論上は可能ですが、現実的には難しいケースがほとんどです。塗装業者は自社や提携の足場業者と連携して工程を管理しているため、外部の足場業者を手配しても塗装業者が受け入れてくれないことが多いと言われています。また、責任の所在が曖昧になるトラブルのリスクもあります。費用を抑えたい場合は、複数社の相見積もりで全体費用を比較する方が現実的でしょう。

Q3. 足場設置中は外出できますか? 駐車場は使えますか?

A. 基本的に外出は自由にできます。ただし、足場の組み立て・解体当日は大型トラックや作業員が出入りするため、駐車場が一時的に使えなくなる場合があります。事前に業者から説明を受け、必要であれば近くのコインパーキングを利用する日程を確保しておくと安心です。また、養生シートが張られる工事期間中は、防犯上の観点から窓の施錠を徹底することをおすすめします。

Q4. 足場の設置に近隣への挨拶は必要ですか?

A. 法律上の義務はありませんが、近隣への事前挨拶は強くおすすめします。足場の設置・解体は騒音が出るほか、養生シートが隣家の日当たりや風通しに影響することもあります。業者が挨拶を代行してくれるケースもありますが、住まい手本人が挨拶するとより丁寧な印象を与えられるでしょう。工事開始の5〜7日前程度に「工事期間・業者名・連絡先」を伝えるのが一般的なマナーと言われています。

Q5. 足場代を見積もりから値引き交渉しても大丈夫ですか?

A. 過度な値引き交渉は、施工品質の低下につながるリスクがあるため注意が必要です。足場代には材料費・人件費・運搬費が含まれており、あまりに安くなる場合は安全面での手抜きが疑われることもあります。値引きを求めるよりも、複数社の相見積もりで適正価格の業者を選ぶ方が、品質と費用のバランスを保てる安全な方法と言えるでしょう。


まとめ|足場費用は外壁塗装に不可欠なコスト。相見積もりで適正価格を見極めよう

この記事でお伝えした内容を簡単に振り返りましょう。

  • 足場費用の目安は㎡単価600〜1,000円程度。30坪2階建て住宅(足場面積約190㎡)で12万〜20万円程度が相場
  • 足場の㎡単価の計算式は「建物外周(m)× 建物の高さ(m)× 単価」が基本
  • 最もよく使われるのはくさび緊結式足場(ビケ足場)で単価700〜900円/㎡程度
  • 工期は一般的な30坪住宅で7〜14日程度。初日と最終日が足場の組み立て・解体にあてられる
  • 2階建て以上の建物での「足場なし施工」は安全・品質面でリスクが高いため注意
  • 足場費用を節約するなら外壁塗装と屋根塗装の同時施工が最も効果的(15万〜25万円程度の節約が期待できる)
  • 見積書には足場の設置面積・㎡単価・養生シートの扱いが明記されているか必ず確認する
  • 費用を抑えたいなら必ず3社以上の相見積もりで適正価格を比較することが大切

足場代は外壁塗装に欠かせない費用ですが、適切な知識を持って業者を選ぶことで、品質を落とさず費用を最適化できます。まずは複数の業者に見積もりを依頼し、足場代を含めた工事全体の内訳を比較してみましょう。

外壁・塗装コネクトでは、複数の業者に一括で見積もりを依頼することができます。足場代を含めた外壁塗装の費用を手間なく比較したい方は、ぜひ活用してみてください。

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