外壁をブルーグレーにするには?色見本の選び方とおしゃれに仕上げるコツ

外壁をブルーグレーにするには?色見本の選び方とおしゃれに仕上げるコツ

  • 外壁塗装

「ブルーグレーの色見本を見たいのに、文章の説明ばかりで色そのものが見つからない」。そう感じてこのページにたどり着いた方もいらっしゃるかもしれません。 外壁のブルーグレーは、青みの強さがほんの少し違うだけで印象が大きく変わ […]

「ブルーグレーの色見本を見たいのに、文章の説明ばかりで色そのものが見つからない」。そう感じてこのページにたどり着いた方もいらっしゃるかもしれません。

外壁のブルーグレーは、青みの強さがほんの少し違うだけで印象が大きく変わります。同じ「ブルーグレー」という名前でも、北欧風のやわらかい水色寄りから、黒に近い重厚なダークトーンまで幅があります。

この記事では、4つの系統に分けた色見本を見比べながら、自分の家に合うブルーグレーを絞り込めるように構成しました。あわせて、色見本と実際の仕上がりがずれる理由と、その補正方法もお伝えします。


ブルーグレーの色見本|4つの系統を見比べる

ブルーグレーは、青みとグレーの配合比によって大きく4つの系統に分かれます。まずは色を見比べて、好みの方向性を決めてください。

色見本 系統 印象 向いている住宅
淡いブルーグレー
(ペールブルーグレー)
明るくやわらかい。水色に近い軽やかさがある 北欧風・ナチュラル系・洋風
ミッドブルーグレー 上品で落ち着く。最もオーソドックス モダン・シンプル・幅広く対応
ダークブルーグレー 重厚で引き締まる。都会的な雰囲気 モダン・スタイリッシュ・和モダン
グリーン寄りブルーグレー
(スレートブルー)
自然素材のような温かみがある ナチュラル・和風・和モダン

カラーチップはあくまで画面表示用の参考です。モニターやスマートフォンの設定によって色は変わります。実際の塗料の色は、必ず業者から現物のサンプルを取り寄せて確認してください。

ブルーグレーとは?青みがかったグレーとの違い

ブルーグレーとは、青とグレーを混ぜ合わせた中間色の総称です。明確な定義があるわけではなく、「青みがかったグレー」と呼ばれる色もほぼ同じものを指します。

近い色名との違いを整理すると、次のようになります。

色名ブルーグレーとの違い
青みがかったグレーほぼ同義。グレーを主役として捉えたときの呼び方
ペールブルー青みが強く、グレーの要素が少ない。外壁ではより軽い印象になる
スレートブルー緑の要素が入ったブルーグレー。石板(スレート)の色に由来する
ネイビー青が濃く、グレーの要素がない。外壁ではかなり主張が強い

外壁で「落ち着いた印象にしたい」という場合は、グレーの要素が多めの色を選ぶほうが街並みに馴染みやすい傾向があります。青みが強いほど、周囲の住宅から浮きやすくなります。

系統別の色見本と向いている住宅

それぞれの系統について、もう少し詳しく見ていきます。

淡いブルーグレーは、日当たりの良い南面ではほぼ白に近く見えることがあります。明るさを求める方に向きますが、後述する面積効果の影響を最も受けやすい系統です。

ミッドブルーグレーは、青みとグレーのバランスが取れた系統です。汚れの目立ちにくさと色の個性を両立しやすく、迷ったときの選択肢になります。

ダークブルーグレーは、白い付帯部と組み合わせるとコントラストが際立ちます。ただし雨だれや白い粉状の汚れが目立ちやすいため、塗料のグレード選びが重要になります。

グリーン寄りブルーグレーは、木部や瓦との相性が良い系統です。和風住宅や、玄関まわりに木目を使っている住宅に合わせやすくなります。

色は「色名」ではなく「色番号」で指定する

系統が決まったら、次は具体的な色を絞り込みます。このとき塗料メーカーの色番号で指定すると、認識のずれが起きません。「ブルーグレーでお願いします」という伝え方だと、業者の解釈次第で仕上がりが変わってしまいます。

日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研といった主要メーカーは、いずれもブルーグレー系のラインナップを持っています。各社の公式サイトでカラーチャート(色見本一覧)を閲覧できるほか、業者に依頼すれば現物のカラーチャートを見せてもらえます。

色番号は改訂されることがあるため、必ず最新のカラーチャートで確認してください。業者に相談する際は、次のように伝えるとスムーズです。

  • 「ブルーグレー系で、候補の色番号を3つほど提示してほしい」
  • 「青みが強めのものと、グレー寄りのものを並べて見比べたい」
  • 「決まった色番号は、見積書か仕様書に記載してほしい」

色見本と実際の外壁が違って見える3つの理由

色見本で選んだ色と、塗り終わった外壁の色は必ずと言っていいほど違って見えます。理由は主に3つあり、いずれも事前に補正できます。

① 面積効果|淡い色はより明るく、濃い色はより暗く見える

面積効果(めんせきこうか)とは、同じ色でも面積が大きくなるほど明るさと鮮やかさが強調されて見える現象です。手のひらサイズの色見本と、家1軒分の外壁とでは、見え方が変わります。

ここで注意していただきたいのは、補正の方向が色の明るさによって逆になるという点です。

選びたい色仕上がりの見え方色見本を選ぶときの補正
淡いブルーグレーより明るく、白っぽく見える見本より1トーン濃いめを選ぶ
ダークブルーグレーより暗く、重たく見える見本より1トーン明るめを選ぶ
ミッドブルーグレー比較的ずれが小さい見本どおりで大きな問題は出にくい

「色見本より明るめを選べばよい」と一律に説明されることがありますが、これは濃い色を選ぶ場合にだけ当てはまります。淡いブルーグレーで同じことをすると、仕上がりが白に近づきすぎて、ブルーグレーらしさが失われてしまいます。

② 光と方角|同じ壁でも面によって色が変わる

外壁の色は、光の当たり方で見え方が変わります。特にブルーグレーは、青みの出方が光に左右されやすい色です。

  • 南面:直射日光が強く、明るく白っぽく見えやすい
  • 北面:光が回り込むだけなので、青みが強く暗く沈んで見えやすい
  • 朝・夕:光が赤みを帯びるため、青みが弱く見えやすい

色見本を確認するときは、晴れた日の屋外で、朝・昼・夕方の3回見るのが理想です。室内の蛍光灯やLEDの下では、実際の色と大きく異なって見えます。

③ つやの有無|同じ色番でも印象が変わる

見落とされがちですが、塗料には「つや有り」「7分つや」「3分つや」「つや消し」といったつやの段階があります。同じ色番号でも、つやが強いほど光を反射して明るく見え、つや消しにするほど落ち着いた見え方になります。

ブルーグレーの場合、つや有りは青みが際立ってシャープな印象に、つや消しはマットで柔らかい印象になります。北欧風やナチュラルな雰囲気を狙うなら、つやを抑えたほうがイメージに近づきやすくなります。

見積もりを取る際は、色番号とあわせてつやの指定も書面に残してもらってください。


失敗しない色見本の見方5ステップ

ここまでの内容を、実際の手順に落とし込みます。この5ステップを踏めば、仕上がりのずれはかなり小さくできます。

ステップ1:小さな色見本で系統を2〜3色に絞る

まずは好みの方向性を決めます。この段階では細かい色の違いは気にしなくて構いません。

ステップ2:A4サイズ以上のサンプルボードを業者に依頼する

小さな色見本では面積効果を確認できません。A4以上のサンプルボードは、多くの業者が無料で作成してくれます。遠慮せずに依頼してください。

ステップ3:屋外で、自宅の壁に当てて確認する

サンプルボードを実際の外壁に当てて見ます。既存の外壁の色、屋根、サッシが同時に視界に入るため、全体のバランスを判断できます。

ステップ4:朝・昼・夕方の3回、できれば晴れと曇りの両方で見る

天候によっても見え方は変わります。曇りの日は青みが強く出やすい傾向があります。

ステップ5:カラーシミュレーションで全体像を確認する

塗料メーカー各社が、自宅の写真を使ったカラーシミュレーションを無料で提供しています。ただし画面上の色は実際と異なるため、あくまで配色バランスの確認用と考えてください。色の最終決定はサンプルボードで行います。

色選びの相談に丁寧に応じてくれるかどうかは、業者の姿勢を測る材料にもなります。サンプルボードやシミュレーションを依頼したときの対応を比べてみると、判断しやすくなります。無料一括見積もりでは、複数社にまとめて相談できます。


テイスト別|ブルーグレー外壁の配色例5パターン

同じブルーグレーでも、屋根や付帯部の色によって仕上がりのテイストは大きく変わります。目指したい雰囲気から逆算して選ぶ方法をご紹介します。

北欧ナチュラル|淡いブルーグレー × ホワイト

外壁に淡いブルーグレー、付帯部にホワイト、屋根にグレーブラウンを合わせる組み合わせです。全体的に明度を高く保つことで、北欧住宅特有のやわらかく軽やかな印象に近づきます。

玄関ドアや木部に明るい木目を残すと、ナチュラルな雰囲気がより強まります。

シンプルモダン|ミッドブルーグレー × チャコールグレー

外壁にミッドブルーグレー、屋根にチャコールグレー、付帯部にホワイトを合わせます。最も汎用性が高く、どんな形状の住宅にも馴染みやすい配色です。

迷ったときの基準として考えていただくとよいかもしれません。

かっこいい系|ダークブルーグレー × ブラック

「かっこいい外壁にしたい」という場合、最も効果的なのはダークブルーグレーとブラックの組み合わせです。屋根・雨樋・破風板(はふいた:屋根の端の板)をブラックで統一すると、輪郭が締まってシャープな印象になります。

ただし濃色は汚れと色あせが目立ちやすいため、塗料のグレードは慎重に選んでください。この点は次の章で詳しく触れます。

和モダン|グリーン寄りブルーグレー × 黒

グリーン寄りのブルーグレーは、瓦屋根や木部との相性が良い系統です。黒で引き締めつつ、玄関まわりに木目を残すと、和の要素とモダンさが両立します。

和瓦が茶系・オレンジ系の場合は、青みの強いブルーグレーを避けたほうが無難です。

ツートン|上下で色を分ける

1階をミッドブルーグレー、2階をホワイトに分ける配色です。上下で明度差をつけると立体感が出ます。

配色の比率は、メイン7:アクセント3程度にすると失敗しにくくなります。色を3色以上使うとまとまりを欠きやすいため、ブルーグレー・ホワイト・付帯部の黒といった3色以内に抑えることをおすすめします。

屋根・サッシ・玄関ドアとの相性早見表

塗り替えの場合、サッシの色は基本的に変えられません。ここが配色を決めるうえで最大の制約になります。手持ちの条件から逆算してください。

既存のサッシ相性の良いブルーグレー避けたほうがよい組み合わせ
ブラック・こげ茶ミッド〜ダーク。コントラストが締まる淡すぎる色(サッシだけ浮いて見える)
シルバー・アルミ地淡い〜ミッド。金属の質感と馴染むダーク(サッシが目立ちすぎる)
ホワイト淡い〜ミッド。北欧風にまとまりやすいグリーン寄り(にごって見えやすい)
ブロンズ(茶褐色)グリーン寄り。温かみで揃う青みの強い淡色(ちぐはぐになりやすい)

玄関ドアも同様に、交換しない限り色が固定されます。木目調のドアであればグリーン寄り、黒や濃茶であればミッド〜ダークが合わせやすくなります。


ブルーグレーを選ぶ前に知っておきたい色あせと汚れ

ブルーグレーは、系統によって色あせと汚れの出方が変わります。選ぶ色が決まったら、塗料のグレードもあわせて検討してください。

系統色あせ汚れ推奨されるグレード
淡いブルーグレー退色はするが目立ちにくい砂埃・カビが目立ちやすい防汚機能付きシリコン以上
ミッドブルーグレー比較的目立ちにくい全体にバランスが良いシリコン以上
ダークブルーグレー目立ちやすい雨だれ・白い粉が目立ちやすいフッ素または無機
グリーン寄りグレー成分が多いほど目立ちにくい藻・カビが出やすい立地は注意防藻・防カビ機能付き

青の顔料は紫外線(しがいせん:太陽光に含まれる目に見えない光の一種)の影響を受けやすく、経年で青みが抜けてグレーに近づいていく傾向があります。南面など日当たりの強い面ほど変化が早く出ます。

色あせを抑える最も確実な方法は、塗料のグレードを上げることです。一般的な目安として、シリコン塗料で10〜12年程度、フッ素塗料で15〜20年程度、無機塗料で20〜25年程度の耐用年数とされています。ダークブルーグレーを選ぶ場合は、フッ素以上を検討する価値があります。

費用の詳細は外壁塗装の相場と料金ガイドにまとめています。


色見本を実物で確認する方法と業者への伝え方

色が決まったら、認識のずれを防ぐために次の3点を押さえてください。

① 色番号とつやを書面に残す

「ブルーグレー」という伝え方では解釈に幅が出ます。メーカー名・色番号・つやの段階を、見積書または仕様書に記載してもらってください。口頭の確認だけでは、施工後のトラブルにつながることがあります。

② A4以上のサンプルボードを依頼する

小さな色見本では面積効果が確認できません。サンプルボードの作成に応じてくれるかどうかは、業者を比較する材料にもなります。

③ ブルーグレーの施工事例を見せてもらう

同じ色でも、下地の種類や施工方法で仕上がりは変わります。実際に塗った事例があるかを確認してください。事例写真を複数持っている業者は、色の提案にも慣れています。

色の提案力は業者によってかなり差が出ます。2〜3社を比較したうえで決めることをおすすめします。外壁・塗装コネクトでは、ご要望に合う工事店を最大3社までご紹介しています。


よくある質問(FAQ)

Q1. ブルーグレーの色見本はどこで手に入りますか?

A. 塗料メーカーの公式サイトでカラーチャートを閲覧できます。ただし画面上の色は実際と異なるため、現物のサンプルは施工業者に依頼して取り寄せるのが確実です。多くの業者が無料で対応してくれます。

Q2. ブルーグレーは経年でどのように変化しますか?

A. 青の顔料は紫外線に弱いため、経年で青みが抜けてグレーに近づいていく傾向があります。ダークな色ほど変化が目立ちやすく、南面から先に進みます。フッ素塗料や無機塗料を選ぶと変化を抑えやすくなります。

Q3. ブルーグレーは汚れが目立ちますか?

A. 系統によって変わります。淡い色は砂埃やカビが、濃い色は雨だれや白い粉状の汚れが目立ちやすくなります。中間のミッドブルーグレーが、最も汚れが目立ちにくい系統です。

Q4. 和風住宅にもブルーグレーは合いますか?

A. グリーン寄りのブルーグレーや、グレーの要素が強い色であれば合わせやすくなります。ただし和瓦が茶系・オレンジ系の場合は、青みの強い色との相性に注意が必要です。

Q5. 色見本を見ても決められないときはどうすればよいですか?

A. 候補を2〜3色に絞ったうえで、それぞれのサンプルボードを自宅の壁に当てて比べてください。並べて見ると違いがはっきりします。それでも迷う場合は、施工事例を多く持つ業者に相談すると判断材料が増えます。


まとめ:色見本は「系統を絞ってから実物で確認する」

ブルーグレーの色見本選びで押さえるべき点を整理します。

  • ブルーグレーは淡い・ミッド・ダーク・グリーン寄りの4系統に分かれる。まずは系統を2〜3色に絞る
  • 面積効果の補正は色の明るさで方向が逆になる。淡い色は1トーン濃いめ、濃い色は1トーン明るめを選ぶ
  • 色見本は屋外で、自宅の壁に当てて、朝・昼・夕方に確認する
  • 同じ色番号でもつやの段階で印象が変わる。書面に残しておく
  • 塗り替えではサッシの色が固定されるため、そこから逆算して配色を決める
  • ダークブルーグレーは色あせと汚れが出やすい。フッ素以上のグレードを検討する
  • 色番号・つや・塗料メーカーを見積書に明記してもらう

色は写真や文章だけでは決めきれません。候補が絞れたら、実物のサンプルで確認する段階に進んでください。無料一括見積もりから、サンプルボードの作成を含めてご相談いただけます。

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