外壁にガルバリウム鋼板を使うメリット・デメリットは?施工費用、メンテナンス方法などを簡単解説!
外壁材では窯業系サイディングが主流な中、近年では金属系のガルバリウム鋼板が注目され始めています。窯業系サイディングに比べて軽量で耐震性が高いことなどが人気の理由ですが、その外にもガルバリウム鋼板にはいくつかのメリットがあります。逆にガルバリウム鋼板とはいえ万能なわけではなくデメリットもあるので、選ぶ際には特徴をよく理解しておくことが大切でしょう。
この記事では、ガルバリウム鋼板の特徴や施工時の費用、メンテナンス方法などの基礎知識をお伝えします。
1ガルバリウム鋼板とは?
1-1 ガルバリウム鋼板とは
ガルバリウムとは亜鉛とアルミニウムの合金めっき鋼板です。それまで使用されていたトタンに比べて錆びにくく耐久性が高いのが特徴で、外壁材の中では窯業系サイディングについで多く使用されています。
1-2 耐用年数
ガルバリウム鋼板の耐用年数は20~30年程度と言われています。金属を使用しているため塩害に弱く、海辺などでは劣化が早まるケースがあります。また、外壁材の機能を維持するために、表面の塗装が剥がれてきた際などにはメンテナンスが必要になります。外壁であれば10~15年に一度程度は様子を見て塗装のメンテナンスを行うようにしましょう。それ以前にも細かいひび割れや部分的なサビなどが見つかった場合には、早い段階で修理を行っておくことが大切です。
1-3 施工費用とメンテナンス費用
ガルバリウム鋼板を利用して外壁の施工を行った場合には、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
●施工費用
張替え工事を行った場合にかかる費用としては、一般的な30坪~40坪程度の家であれば120~250万円程が相場でしょう。施工部分の面積や、断熱材入りのものを使用するかどうかなどによって費用は異なります。また、張替えではなく重ね張り(カバー工法)を行った場合には、既存の外壁材の処分にかかる費用などがなくなるため、100万~230万程度とやや安くなる傾向にあります。ガルバリウム鋼板の単価は3,500円~6,000円/㎡程度で、窯業系サイディングの3,000~7,000円/㎡程度ですので、比較しても施工業者によりますが価格はそれほど変わらないといえるでしょう。
●メンテナンス費用
ガルバリウム鋼板のメンテナンス方法としては塗装、部分的なひび割れの補修などがあります。
塗装にかかる費用は30坪~40坪の家であれば60万~120万程度と言われています。使用する塗料によって、シリコン樹脂塗料であれば60万~90万程度、遮熱系の塗料などを使用した場合には90万~130万程度の費用がかかります。部分修理は、小さなひび割れの補修などなら5万程度で終わるものもありますが、足場の設置が必要になると30万以上かかることもあります。
2ガルバリウム鋼板のメリット・デメリット
ガルバリウム鋼板は高性能な外壁材として注目を集めていますが、他の屋根材と比較してみるとデメリットもないわけではありません。
2-1 メリット
ガルバリウム鋼板のメリットとしては以下のような点です。
●ガルバリウム鋼板のメリット
・軽量で建物への負担が少なく、耐震性が高い
・耐火性が高い
・防水性が高い
・トタンよりも錆びにくい
●ガルバリウム鋼板のデメリット
・外的な影響による凹みや傷などに弱い
・デザインは窯業系サイディングに比べるとシンプルで賛否両論がある
・塩害に弱い
・結露しやすい
・ガルバリウム自体の断熱性が低いので、断熱材入りのものを使うなど工夫が必要
2-3 窯業系サイディングとの比較
窯業系サイディングは、現在日本で最も多いシェア率を誇る屋根材です。ガルバリウム鋼板とはどういった違いがあるのか比較してみましょう。
ガルバリウム鋼板 | 窯業系サイディング | |
---|---|---|
単価 | 3,500円~6,000円/㎡程度 | 3,000~7,000円/㎡ |
耐用年数 | 30年程度 | 30年程度 |
重量 | 5.7kg/㎡ | 17.3kg/㎡ |
デザイン性 | ややバリエーションが少ない | 種類が豊富 |
その他 | ・塩害に弱い
・傷がつきやすく、そこから錆が出やすい ・水を弾く性質があり凍結による劣化が起きにくい |
・熱がこもりやすいため、夏は室温が高くなりやすい
・素材自体に防水性能がない ・耐火性に優れている |
耐火性についてはガルバリウム鋼板も決して低いわけではありませんが、窯業系サイディングの中の特に耐火性が高いものに比べるとやや劣ります。窯業系サイディングは不燃材料などと言われるほど防火性が高く、住宅が密集している地域で火事が起きた際に燃え広がりを最小限に抑えることを考えて作られた外壁材です。
耐震性については、外壁材の重量が軽いほど高くなるといわれています。重量が軽い屋根材ほど、地震の際に建物の揺れを軽減できるためです。ガルバリウム鋼板は一般に普及している外壁材の中では特に重量が軽いため、耐震性が気になる場合にはおすすめです。
3ガルバリウム鋼板を施工できる業者
3-1 業者の種類と選び方
ガルバリウム鋼板は窯業系サイディングに比べて普及率も低く、どの業者であっても実績が豊富とは限りません。施工の際には、金属系サイディングの施工実績がしっかりとある業者かどうか見極めることが大切です。また、ガルバリウム鋼板の良さばかりを強調して契約を迫るような業者にも注意が必要でしょう。ガルバリウム鋼板は費用、機能面などバランスが良く優秀な外壁材ですが、他の外壁材と比べた際にデメリットもあるので、それぞれの特徴についてしっかりと教えてくれる業者を選ぶようにしましょう。施工だけでなく塗装などの定期的なメンテナンスが必要になることもあるので、先々のことまで考えて信頼できる業者を探すのがおすすめです。
3-2 まとめ
ガルバリウム鋼板は窯業系サイディングに比べるとまだ普及率は低いですが、耐震性の高さやメンテナンスまでの期間が長いことなどから、近年では徐々に注目を集めている外壁材の一つです。費用は窯業系サイディングに比べてやや高額になることもありますが、耐震性などが特に気になる場合には一度検討してみてもいいでしょう。
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