そろそろリフォーム時期かも?外壁工事の基礎知識とお得で安全な工事をする方法
一軒家を建てて10年ほど経過すると、あちこちのメンテナンスが必要になってくるもの。
外壁もその一つで、日光や風雨にさらされるうち徐々に劣化して色あせやひび割れが発生してきます。
外壁はおうちの顔であると同時に家本体を守るものですので、長く住み続けるには適切なケアをしていくことが重要です。
本記事では外壁に関する基本的な知識と、必要なリフォームの種類、概算費用やできるだけ安く工事をするための方法をご紹介します。
1あなたのご自宅の壁は何?外壁の種類をご存知ですか?
外壁リフォームを行うために、まず把握しておきたいのが「外壁のタイプは何か」ということ!
外壁にはサイディング、モルタル、タイルなどの種類がありますが、ご自宅の壁はどのタイプかご存知ですか?
まずは上の3種類について特徴とメリット・デメリットをご紹介します。
1-1サイディング
●サイディングの特徴とメリット・デメリット
サイディングとは、工場で製造されたサイディングボードと言われる板を貼り付けて作る外壁のこと。
家のサイズに合わせてパネルをカットし、間をコーキング(目地材)で埋めることにより水の侵入や剥がれを防ぎます。
ご自宅の壁に継ぎ目がある場合はサイディングボードの外壁です。
※樹脂系サイディングは継ぎ目がありませんが、現在日本ではほとんど普及していません。
最大の特長は既製品を使うので費用を抑えられること。
強度も高く、優秀な外壁です。
さらにデザインも豊富で、実際に使ったら費用と重量が跳ね上がる天然石やタイル・レンガなどの質感も再現することができます。
最近では大半の住宅でサイディングの外壁が採用されているので、見たことがある方がほとんどではないでしょうか。
ただし注意しておきたいポイントもあります。
それは、塗装やシーリング部のメンテナンスをしないと壁が水を吸って劣化してしまうということ!
サイディングボードは表面の塗料と継ぎ目のシーリングにより守られているため、約10年に一度のお手入れが欠かせません。
サイディングのメリット・デメリットを整理すると以下のようになります。
サイディング外壁のメリット
・費用が安い
・耐火性が高い
・デザインが豊富(タイル風・レンガ風も可能)で、イメージ通りに仕上がりやすい
・既製品を使うため、職人の技術による仕上がりの差が出にくい
サイディング外壁のデメリット
・メンテナンスの周期が短い
・継ぎ目部分が劣化しやすい
・モルタル外壁より防音性が低い
●サイディングの種類
サイディングとは何かがわかったところで、次はサイディングボードの素材による分類をご説明します。
それぞれにメリット・デメリットがあり、耐用年数も異なっています。
メンテナンス時期の参考にもなりますので、ご確認ください。
①窯業系サイディング
日本では一番人気のタイプです。
セメントと繊維質材が主原料で、工場での大量生産に適しています。
防火性が非常に高くデザインも豊富ですが、熱をためやすい点には注意が必要です。
②金属系サイディング
アルミ、ガルバリウム、ステンレスなど金属を原料とするサイディングです。
断熱性・強度に優れ、薄く軽いため地震に強い点が魅力ですが、塗装の劣化や傷から錆が発生する可能性があります。
金属らしいシンプルでモダンなデザインに仕上がりますので、スタイリッシュな外壁をお好みの方におすすめです。
③木質系サイディング
木材を使ったデザイン性の高いサイディングです。
窯業系、金属系と異なり費用が高いですが、ぬくもりのあるおしゃれな質感はほかの材料では再現できません。
熱を通しにくく、断熱性にも優れています。
ただし、施行できる業者が少ない点、防火性に劣る点には注意しましょう。
④樹脂系サイディング
日本では少ないですが、北米では非常に人気のあるサイディングです。
樹脂製のため耐久性が高く、寒冷地でも凍害が発生しにくいという特長があります。
また、つなぎ目がないためメンテナンス頻度が低く、30年保証がついている製品も存在します。
一方でまだまだ日本では普及していないため、取り扱っている工事店を見つけるのに苦労する可能性があります。
1-2モルタル
モルタルとはセメントと砂を混ぜて作る建築材のこと。
外壁に使う場合は、防水シート→下地板→防水紙→ラス網(金属製の網)→モルタルと重ねていきます。
サイディングと違って継ぎ目がなく、仕上げの自由度が高いため、オリジナルの質感を出せるのが最大の魅力です。
サイディングは普及率が高いこともあり、どうしても「よくある壁」という印象になってしまうのですが、モルタル壁はどっしりした高級感が出せます。
ただし、モルタル外壁にはひび割れが起こりやすいというデメリットがあります。
ひび割れから雨水が入ると外壁全体の劣化や雨漏りの原因になりますので、敵的にチェックと塗り直しなどのメンテナンスが必要です。
また、デザインの自由度が高い一方で職人の技術に大きく左右される部分もありますので、リフォームや工事を行う際は技術の高い優良業者に依頼するのがおすすめです。
メリット・デメリットを整理すると以下のようになります。
モルタル外壁のメリット
・継ぎ目がなく、高級感のある仕上がりになる
・サイディングよりさらにデザインの自由度が高い
モルタル外壁のデメリット
・価格が高い
・ひび割れが入りやすい
・仕上がりが職人の技術に左右される
1-3タイル
国内では非常に少ないですが、耐久性と美観に優れた外壁です。
メンテナンスはほぼ不要!維持費用はサイディングより安くなります。
重厚感と高級感もあり、見た目にも優れています。
ただし、工事費用(初期費用)は高額。外壁の重量もサイディングやモルタルに比べてかなり重いです。
とにかくメンテナンスを減らしたい、デザインにこだわりたい、という方にはおすすめです。
タイル外壁のメリット
・耐久性が高い
・独特の風合いがあり、美観に優れている。
タイル外壁のデメリット
・価格が高い
・外壁全体が重くなる
2我が家に必要な外壁リフォームは?いつ検討すればいい?
外壁の修理やメンテナンスをしたいけれど、何の工事をすればいいかわからないという方もいらっしゃると思います。
リフォーム内容によっては高額になりますので、本当に今必要な工事を見極めることが重要です!
本章では外壁リフォームの種類4つと、工事をすべきタイミングについてご紹介します。
2-1 外壁塗装
※費用相場:一般的な30坪住宅で60~90万円
外壁塗装とは、その名の通り外壁を塗っていく工事です。
古くなった外壁の見た目を良くする意味もありますが、それ以上に重要なのが壁を保護すること!
サイディングボードの説明の中でも少し触れましたが、塗装が劣化すると壁が水分を吸収してしまい、全体に悪影響が出てきます。
目立ったひび割れや傷みがない場合は定期的な再塗装で外壁を長持ちさせることが可能です。
外壁塗装が必要になるのは、以下のような時。
もし当てはまるものがあったら塗り直しのタイミングです!
①サイディングで10年間塗り直しをしていない
サイディングは塗装による保護が重要な外壁です!
メンテナンスを怠ると劣化しやすいため、10年間塗装をしていないなら外壁塗装を検討しましょう。
②外壁が色あせてきた、壁を触ると白い粉がつく(チョーキング)
色あせや粉がふくチョーキング減少は塗装が劣化してきたサイン。
見た目以上にダメージが蓄積しているかもしれません。
反対に、①外壁にひび割れが見られる ②壁が反って浮いてきている ③雨漏りしている ような場合は外壁塗装では解決できません。
外壁全体の大掛かりなリフォームが必要になってきます。
2-2 部分補修
外壁全体というより、細かなひび割れや継ぎ目部分の割れ、細部の錆などが見られるようなら部分補修で対応できます。
部分補修(部分修理)には以下のような種類があります。
①コーキング
サイディングの継ぎ目や窓と外壁の間など、目地部分がボロボロになっていたらコーキング(傷んだ目地素材を外して、再度詰め直す作業。既存のコーキングの上から重ねる方法もあります。)を行います。
ごく小さな外壁のひび割れもコーキングで埋めることが可能です。
②錆・カビ・苔
表面に錆が出たり、カビや苔類が付着している場合は高圧洗浄で取り除くことができます。
市販の洗剤や錆取りでは完全にきれいにすることが難しいので、業者に依頼するのがおすすめです。
錆は取り残しがあると広がってしまうので、ケレンという錆取り作業を行ったあと、サビ止め塗装→表面塗装と重ねていきます。
2-3 重ね張り
※費用相場:一般的な30坪住宅で150万円〜
重ね張りとは既存の外壁の上からサイディングを重ねるリフォームのこと。
サイディングの上にサイディング、モルタルの上にサイディングを貼ることはできますが、既存の外壁の上からモルタルを重ねることはできません。
また、重ね張りするサイディングボードは重量の問題から金属製や樹脂製になることが多いです。
重ね張りは張替えよりも費用と工期を抑え、全体を補修することができる工事です。
外壁全体にダメージがあるけれど、下地までは傷んでいない場合に適用できますので、ひび割れ(ごく細いものではなく、はっきりわかるもの)や軽い反り・浮きが見られたら重ね張りのタイミングと言えるでしょう。
2-4 張替え
※費用相場:一般的な30坪住宅で100~250万円
外壁リフォームの中では最も大規模な工事で、既存の外壁を撤去して新しい外壁に取り替えます。
費用と時間はかかりますが、既存の外壁が抱える問題をまるごと解決できる方法です。
雨漏りが発生しているなど、下地までダメージが進行しているなら張替えのタイミング!
雨漏りは外壁だけでなく家全体の寿命を縮めますので、すぐに業者に相談しましょう。
3かしこい費用の抑え方
2章で外壁リフォームの費用相場をご紹介しましたが、「高い!」と驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
長く快適に住み続けるために必要な出費とはいえ、負担になるのは事実……上手に節約できるならやっておきたいところです。
本章では、無理のない外壁リフォーム費用の抑え方と、注意したいポイントをご紹介します。
3-1自治体の補助金
遮熱塗料での外壁塗装など省エネ効果を見込める工事の場合、自治体による補助金・助成金が下りるかもしれません。
お住まいの地域によって異なるものの10~20万円程度の補助が出ることが多いです。
また、自治体によっては一般的な住宅リフォームであっても助成制度を整備しています。
一定の条件を満たす必要はありますが、対象となる場合はぜひ活用しましょう。
住宅リフォームにかかわる支援制度は以下のサイトからかんたんに検索できます。
http://www.j-reform.com/reform-support/
3-2外壁塗装と屋根塗装を同じタイミングで行う
外壁塗装工事と屋根塗装工事を同時に行うのも有効な節約方法です。
全体で見ると費用が増えるように感じるかもしれませんが、長い目で見ると足場代を削減することができるため、コストカットにつながります!
一般的な住宅の場合、足場設営に10~20万円程度かかるのでまとめてしまったほうが断然お得。
サイディング外壁の再塗装が約10年おき、新築の屋根の再塗装目安が10年後(以降は塗料により10~20年おき)ですので、最初の塗り直し時期については重なるお宅が多いかと思います。
3-3 これは危険!やめておきたい費用節約方法
費用を抑える工夫は大事ですが、外壁リフォームはそもそもご自宅を長持ちさせるために行うもの……無理なコストカットで手抜き工事をされてしまったら本末転倒ですよね。
安心安全にリフォームをしていただくために、「無理な値引き」「怪しい値引き」についてもご紹介します。
①一割以上は「無理な値引き」!
屋根や外壁は一軒一軒違うため適正価格を判断するのは難しいところがありますが、急に何割も値引きにするような業者は悪徳業者の可能性が高いです。
工事の費用は人件費・材料費・利益・その他事務作業などの費用からなりますが、どの部分も一割以上値引いてしまえば通常の施行が難しくなってしまいます。
大きすぎる値引きは最初から利益分を大きく上乗せして提示してきているか、必要な工事を省いて行うか(塗装回数を減らす、施行部を減らす等)どちらかになるので、一見得に思えたとしても避けた方がいいでしょう。
同様に、相見積もりをとって大きく値引きを促すのも手抜きの原因になります。
値引きは1割までを目安にしておくのがおすすめです。
②「足場代無料」は怪しいかも……
外壁塗装や屋根塗装で必要になる「足場」。
設営に10~20万円かかってしまうため高く感じられる方が多いと思いますが、安全に作業するには欠かせません。
足場を設営する以上、足場代を無料にするのは不可能であり、別の費用に上乗せされていると考えるのが自然です。
実際に得になっているわけではありませんし、むしろ費用内訳がわかりにくくなってしまうのでおすすめできません。
また、簡易足場で費用を圧縮する可能性もありますが、作業のクオリティを下げることにつながるので避けた方がいいでしょう。
4まとめ
外壁や屋根のメンテナンスは頻繁に行うものではないので、いつ・何をしたらいいか迷ってしまいますよね。
表面だけなら塗装工事、軽い割れや反りなら重ね張り、雨漏りなど深刻な症状があれば張替えを検討しましょう。
外壁のタイプに合わせ適切な処置をしていけば長く安心して住み続けることができます。
自治体によっては補助金もありますし、上手に活用するのがおすすめです!
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