樹脂系サイディングのメリット・デメリットは?施工費用や特徴を簡単解説!
樹脂系サイディングとは外壁材の一つで、張替え工事などを検討していると耳にする場面も多い外壁材の一つです。
他の窯業系サイディング、金属系サイディングなどと比べると日本でのシェア率はかなり低いですが、他にないメリットもあり、住んでいる地域の気候や工事の目的によっては適した外壁材と言えるでしょう。
今回は樹脂系サイディングについて、特徴や費用をご紹介します。
1樹脂系サイディングとは?
樹脂系サイディング(Vinyl Siding)とは、「塩化ビニル樹脂」を主原料としてつくられたサイディングです。
日本でのシェア率はわずか1%程度といわれておりほとんど使用されていないのが現状ですが、北欧などでは古くから使用されていて50%程のシェア率を占めるなど人気の外壁材です。
2樹脂系サイディングのメリット・デメリット
樹脂系サイディングの大きな特徴と言えば、メンテナンスフリーと言われるほどの耐久性の高さと、凍害に強く寒冷地などでの使用に適していることです。
他の外壁材と比べた場合のメリットとデメリットとしては以下のようなものがあります。
2-1 メリット
●耐久性が非常に高い
樹脂系サイディングの耐久性は、他のサイディング材と比べると群を抜いて高いと言えます。
メンテナンス頻度は窯業系サイディングが7~10年、金属系サイディングが10~15年程度であるのに対して、樹脂系サイディングは20~30年程度と言われています。
通常サイディング材には表面に塗料が塗られており、建築から時間が経つにつれてこれらの塗料が劣化し色褪せなどが目立つため再塗装が必要になりますが、樹脂系サイディングは素材自体に顔料が含まれているため色褪せが起こらず、再塗装の工事は一部の例外を除いてはほぼ不要と言われています。
サイディング同士のつなぎ目部分にあるシーリングの補強工事なども、通常のサイディングであれば5~10年に一度は必要ですが、樹脂系サイディングの場合にはそもそもシーリング材を使用せず施工できるものもあります。
シーリングを使用しなければ、補修工事も不要となります。
●凍害と塩害に強い
北欧で多く普及している樹脂系サイディングですが、その理由の一つとして凍害に強いということがあげられます。
外壁材が凍結するとひび割れなどに繋がる恐れがありますが、樹脂系サイディングは撥水性があり水や湿気を吸い込むことが少ないので、凍結することはほぼありません。
さらに、塩分を含んだ雨などによって錆びついてしまうことも少ないため、海浜地域などでも安心して使用できるのが特徴です。
●非常に軽い
窯業系サイディングは主成分としてセメントを使用しています。
それに対して樹脂系サイディングは「塩化ビニル樹脂」、つまりプラスチック系の材料を使用しているため非常に軽く、窯業系サイディングの10分の1程度の重さです。
外壁材が軽いと建物への負担が少なくなるため、地震の際などに揺れを軽減できるというメリットがあります。
2-2 デメリット
●施工できる業者が少ない
先にも説明した通り、日本でのシェア率は1%程度と非常に少ないです。
そのため、施工できる業者に限りがあり、実績のある業者を探すのは簡単ではありません。
工事の難易度も高く、しっかりとした技術を持つ業者も少ないのが現状です。
●費用が高い
メンテナンスには手間がかからないものの、珍しい外壁材なので、導入にかかる費用は他の外壁材に比べて高いです。
(詳しい価格については3章で詳しくご説明します。)
●デザインのバリエーションが少ない
日本で最も多く普及している窯業系サイディング、金属系サイディングなどに比べて、樹脂系サイディングは色やデザインの種類がとても少ないです。
色やデザインにこだわりがある場合には、樹脂系サイディングは適していないと言えるでしょう。
3施工のポイントと費用
3-1 樹脂サイディングが適しているのはどんな場合?
樹脂系サイディングのメリット・デメリットをご紹介してきましたが、では、樹脂系サイディングが適しているのはどういった場合なのでしょうか。
家の状況や周囲の気候など時と業況によって様々ですが、概ね以下のような場合には樹脂系サイディングが適しているといえるのではないでしょうか。
☑メンテナンスの手間をかけたくない
☑張り替え工事の頻度を抑えたい
☑寒冷地・海沿いの地域に住んでいる
☑耐震性を高めたい
☑初期費用は高くても良い(メンテナンス費用を抑えたい)
☑業者探しの手間を惜しまない
☑色やデザインにはそれほどこだわらず機能性を重視する
3-2 施工にかかる費用
ここで、樹脂系サイディングの施工にかかる費用を具体的にチェックしてみましょう。
樹脂系サイディングで張替え工事を行った場合の費用の相場としては、150~230万円程度です。(施工の面積によって異なります。)
他の外壁材に比べると頻度は少なくなりますが、メンテナンスとして塗装の工事を行う場合、1回100万~180万程度は費用が掛かります。
3-4 他の外壁材との費用の比較
日本で最も多く普及している窯業系サイディングと、次いで人気のある金属系サイディング、またビルなど大型の建物で多く使用されるALC(軽量気泡コンクリート)と、樹脂系サイディングの費用をそれぞれ比較すると、以下のようになります。
外壁材 | 単価 | 費用相場 |
---|---|---|
樹脂系サイディング | 4,000円~9,000/㎡ | 150万円~230万円 |
窯業系サイディング | 3,000~7,000円/㎡ | 100万円~200万円 |
金属系サイディング | 3,500~9,000円/㎡ | 120万円~200万円 |
ALC | 6,000~10,000円/㎡ | 200万円~400万円 |
※費用はあくまで目安です。
メンテナンスの頻度はこれらの外壁材の中では最も抑えられるため、長期的にみると費用を抑えられる可能性はありますが、施工時には決して安くない費用がかかると言えそうです。
4まとめ
樹脂系サイディングはまだまだ普及率が低い外壁材です。
しかし、耐久性の高さなど他の外壁材にはないメリットも多くあり、しっかりと施工ができる優良な業者に出会うことができれば、長期的に利点の多い工事をすることも可能と言えるでしょう。
寒冷地に住んでいる場合や、他の外壁材ではどれも納得がいかないという場合は、一度検討してみてもいいのではないでしょうか。
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